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2015年12月14日
ボクスター&ケイマン、4気筒へ|Porsche
Porsche Boxster|ポルシェ ボクスター
Porsche Cayman|ポルシェ ケイマン
名称も718に変更
ボクスター&ケイマン、4気筒へ
ポルシェは、2016年度中にオープンモデル「ボクスター」およびそのクーペ版「ケイマン」のモデルチェンジをおこない、それにあわせて名称を変更、エンジンも4気筒になることをあきらかにした。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
伝統の4気筒スポーツモデルの名称を受け継ぐ
ポルシェのミドシップスポーツモデル「ボクスター」と「ケイマン」が、2016年度のモデルチェンジのさいに、名称をそれぞれ「718ボクスター」「718ケイマン」と変更される。これにあわせ、ポルシェの推し進めるダウンサイジングの流れの一環として、エンジンが従来の水平対向6気筒自然吸気から、ターボチャージャー付の水平対向4気筒ターボとなる。
このあらたに付加される「718」という名称は、1957年に登場しタルガ フローリオやル・マン24時間などのレースでポルシェに勝利をもたらした、水平対向4気筒エンジンのスポーツモデルに由来している。
また、ポルシェは2014年から世界耐久選手権(WEC)へ、2リッター4気筒ターボエンジンにエネルギー回生システムを組み合わせた「919ハイブリッド」を投入。将来、市販する車両の基本技術研究にむけた走るプラットフォームとして、ル・マン24時間での1-2フィニッシュを果たすなど実績を残している。
いっぽう、これまではボクスターに対して、よりスポーツ走行に向いたクーペのケイマンという位置づけから価格がケイマンのほうが上になっていたが、これが見直され、上位車種の「911」とおなじく、クーペを基本にオープンはより付加価値のあるモデルとしてボクスターのほうが上の価格帯となる見込みだ。
いまはまだ予告に留まり具体的な情報は公開されてはいないものの、来年にはその詳細があきらかになる。