プジョー308に270psの「R コンセプト」登場|Peugeot
Peugeot 308 R Concept|プジョー 308 R コンセプト
新型 308に270psの「R コンセプト」登場
今年のフランクフルト モーターショーでワールドプレミアを果たす、プジョー「308」に、はやくもスポーツ向けコンセプトモデル「308 R コンセプト」が登場。フォルクスワーゲン「ゴルフ R」など、スポーツハッチバックの市場に切り込む、市販化を意識した期待の1台だ。
Text by Uekusa Koutaro
低く広く構えた特別なボディとRCZ Rの心臓
9月より開催されるフランクフルト モーターショー 2013において、プジョーから新型「308」の最上位スポーツモデル「308 R コンセプト」が登場する。
エンジンには「RCZ R」譲りの、最高出力270ps/6,000rpm、最大トルク330Nm/1,900-5,500rpmを発生する1,598cc 直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを採用。この大きなパワーにふさわしく、ブレーキはフロントがφ380×32mm、リアにはφ330×22mmのディスクに、4ポッドキャリパーが奢られ、235/35R19という太いタイヤを履く。組みあわされるトランスミッションは、6段マニュアルだ。
新型「308」のデザインを踏襲しながらも、30mm広く、26mm低く構えたプロポーションのボディは、ルーフとテールゲート以外はすべてオリジナルとなり、ドア、ボディサイド、ドアシル、ボンネット、バンパーはメタルで保護されたカーボンファイバー製。ヘッドライトには、新型308であらたに採用されたフルLEDが装備される。
蛍光系のレッドとブルーブラックというコントラストの強いカラーリングは、そのボディ後半の斜めの境界線が「Onyx コンセプト」を意識しているという。
排気量1リットルあたりおよそ170psをも発揮する、スポーツに向けた308 R コンセプトだが、CO2排出量はわずかに145g/km、燃費は6.3ℓ/100km(およそ15.9km/ℓ)と環境性能にもぬかりない。