ハイブリッドは最新のパワートレイン

ついに新型「IS」がワールドプレミアを果たした。そのラインナップは、既報のとおり、最高出力228kW（306ps）、最大トルク375Nm（38.2kgm）を発揮する3.5リッターV6を搭載した「IS 350」をトップに、2.5リッターのV6エンジンを搭載する「IS 250」、そしてISでは初となるハイブリッドシステムを搭載する「IS 300h」の3つで構成される。

「IS 300h」のハイブリッドパワートレインは、トヨタ/レクサスならではのもので、アトキンソンサイクルと直噴技術「D-4S」を同時に採用した最高出力130kW（174ps）を発揮する2.5リッター直列4気筒エンジンに、105kW（141ps）の出力を誇るモーターを組みあわせた「2AR-FSE」という型番のシステム。これは、先ごろ発表されたばかりの、新型「クラウン」のハイブリッドモデルにも搭載される最新のパワートレインだ。

全グレードに設定が可能な「F SPORT」は、内外装がスポーティな雰囲気を醸し出すだけでなく、前後のサスペンションや電動パワーステアリング（EPS）の設定が専用のものに変更され、「IS 350 F-SPORT」では可変ギアレシオステアリング（VGRS）も選択できるようになる。

Lexus IS 350

Lexus IS 300h

安全面では、ヘッドライトに、対向車や前走車を察知し眩惑しないようロービームに自動的に切り替えつつも、可能な限り最大の光量を投射し夜間に視界を確保する「オートハイビーム」、車線逸脱警告機能「レーンデパーチャーアラート」、斜め後方の死角への他車侵入を警告する「ブラインドスポットモニター」などレクサス最新のハイテク安全機能を搭載している。

また、後席サイドを含む10個のエアバッグを標準装備するほか、歩行者衝突時に瞬時にボンネットフードを押し上げ、頭部へのダメージを最小限に抑える「ポップアップフード」をレクサスブランドとして初採用するなど、万一の際の安全装備も充実させている。

この新型IS、日本への導入は、今年の春ごろを予定しているという。

Lexus IS 350｜レクサス IS 350
ボディサイズ｜全長 4,665 × 全幅 1,810 × 全高 1,430 mm
ホイールベース｜2,800 mm
エンジン｜3.5ℓ V型6気筒 直噴DOHC
最高出力｜228 kW（306 ps）/ 6,400 rpm
最大トルク｜375 Nm（38.2 kgm）/ 4,800 rpm
トランスミッション｜
（FR）8段オートマチック
（4WD）6段オートマチック
駆動方式｜FR / 4WD

Lexus IS 300h｜レクサス IS 300h
ボディサイズ｜全長 4,665 × 全幅 1,810 × 全高 1,430 mm
ホイールベース｜2,800 mm
エンジン｜2.5ℓ 直列4気筒 直噴DOHC
最高出力｜130 kW（174 ps）/ 6,000 rpm
最大トルク｜215 Nm（21.9 kgm）/ 4,400 rpm
モーター最高出力｜ 105 kW（141 ps）
モーター最大トルク｜300 Nm（30.6 kgm）
システム最高出力｜162kw（220ps）
トランスミッション｜電気式無段階変速
駆動方式｜FR

Lexus IS 250｜レクサス IS 250
ボディサイズ｜全長 4,665 × 全幅 1,810 × 全高 1,430 mm
ホイールベース｜2,800 mm
エンジン｜2.5ℓ V型6気筒 直噴DOHC
最高出力｜ 152 kW（204 ps）/ 6,400 rpm
最大トルク｜250 Nm（25.5 kgm）/ 4,800 rpm
トランスミッション｜6段オートマチック
駆動方式｜FR / 4WD