合計出力300kW、0-100km/h加速4.7秒、その走りや如何に?──ボルボのBEV「C40」に試乗|VOLVO
CAR / IMPRESSION
2022年4月8日

合計出力300kW、0-100km/h加速4.7秒、その走りや如何に?──ボルボのBEV「C40」に試乗|VOLVO

スポーティな外観のイメージを裏切らない走り味

ドライブしたところ、よく出来ている、と感心。外観のイメージを裏切らない。発進も巡航時の加速も鋭く、ハンドリングがよい。ステアリングホイールの操舵力は、軽めと重め、2つ設定されていて、モニターの「設定」画面で選べる。いずれにしても、車両の反応はいいし、コーナリングは気持ちよい。
ブレーキング時に摩擦を使って駆動用バッテリーに充電する、いわゆる回生ブレーキを搭載。回生ブレーキの強さも、あまり効かない、けっこうしっかり効く、の2つから選ぶ。
回生を弱めにした場合、アクセルペダルを離すと、すーっと車両が抵抗感少なく前に進む。それで不都合を感じる場合は、回生を強めにしてアクセルペダルを戻しながら、適切な制動力を右足で調節するのがいいかもしれない。街中でも、ブレーキペダルにやたら頼ることなく、アクセルペダルだけで加減速の調整ができる。慣れると楽ちんだ。
ステアリングもしっかりしていて、剛性感の高いいいシャシーである。今回は、高速道路を長く走ることはできなかったので、一度、遠乗りをして、快適性を味わってみたいと私は思う。
いまのボルボ車は、Googleアシスタントを搭載しているので、カーナビゲーションもGoogle。遠乗りの際、Googleマップで目的地を設定すると、到着時点でのバッテリー残量、往復時のバッテリー残量が表示されるそうだ。目的地までにバッテリー残量が足りない場合、Googleマップに充電ステーションが追加されるという。インテリアは「ビーガン」、つまりレザーを使わない仕様になったのも新しい。
C40リチャージAWD(4WD)は、日本においてオンラインで販売され、セールス好調だそうだ。同時に、残価設定で支払いを低く抑えるサブスクリプション販売も100台限定と発表された。こちらも、すぐに枠が埋まったという。余談だけれど、ボルボのサブスクは中途解約も違約金なしで行える(本来あるべきかたち)のが、同時に高く評価されている。
最新のニュースは、4月21日より車名が、これまでの「C40 Recharge AWD」から、「C40 Recharge Ultimate Twin Motor」へと変更されること。従来は719万円だった価格が699万円になる。
新しいオプションとして、オレフォス社製「クリスタルシフトノブ」と「テイラードウールブレンドシート」が設定される。ウール混紡のファブリックシートだ。そもそもC40は本革を使わないレザーフリー。あたらしいかたちの気持ちよさを目指す、ということだ。
同時に、モーター1基のベーシックモデル(599万円)も発売される。2030年までに新車販売の100パーセントをEVにすると発表しているだけに、ボルボのやる気が感じられるニュースだ。
問い合わせ先

ボルボ・カスタマーリレーションセンター
Tel.0120-019-270 (9:00-21:00 年中無休)
https://v-electric.jp/c40-electric/

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