合計出力300kW、0-100km/h加速4.7秒、その走りや如何に?──ボルボのBEV「C40」に試乗|VOLVO
CAR / IMPRESSION
2022年4月8日

合計出力300kW、0-100km/h加速4.7秒、その走りや如何に?──ボルボのBEV「C40」に試乗|VOLVO

Volvo C40 Recharge|ボルボ C40リチャージ

ボルボのBEV「C40」に試乗

ボルボとして日本初導入となるBEV(フル電気自動車)「C40 リチャージ」。1月24日にオンライン販売が開始された同モデルに、モータージャーナリスト小川フミオ氏が試乗した。

Text by OGAWA Fumio|Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko

多くの人に勧められるクルマ

スウェーデンのボルボが、ピュアEV「C40リチャージ」を、2022年1月24日に日本で発売。3月中旬に、待ちに待ったという感じで、実車に乗ることができた。ボルボが好きで、EVに乗ってみたい人はもちろん、多くの人に勧められるクルマだ。
今回乗ったのは、電気モーターを前後に搭載した4輪駆動モデル。合計出力300kWで、最大トルクは660Nm。静止から100km/hまでを4.7秒で加速してしまう。パワフルだ。
プラットフォームは、ちょっとコンパクトなボルボ車で共用。先に、XC40に使われたものだ。ガソリン車、ハイブリッド車、そして今回のC40と、汎用性が高い。XC40のガソリン車は、シャシーの設計のせいで燃料タンクが小さいという難点を抱えており、このあたりが、汎用プラットフォームの限界だろう。
XC40がSUVらしいスタイリングであるのに対して、差別化のため、C40リチャージは、クーペっぽい。4,440mmの全長に対して、全高は1,595mm。XC40より65mmも低い。キャビンがコンパクトに見えるデザインだ。オフロードテイストのSUVでなく、4ドアクーペとのクロスオーバーといった方がいいかもしれない。
そのぶん、軽快な印象が強い。ボルボのラインナップで、もっともスポーティに見える。別の見方をすると、若々しさを感じさせるスタイリングで、新しいイメージの獲得を狙っているのかもしれない。実車は写真よりもボディ各所の抑揚がしっかり効いていて、躍動感がある。
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