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2020年11月6日
ムラカミカイエがフィアット 500と繰り広げる東京クルーズ|FIAT
Presented by FIATフィアット 500でお気に入りのショップを巡る
さて、ちょっと出かけますか、とムラカミカイエさんは再びフィアット 500のキーを手にした。向かったのは白金台のエシカルな複合ショップ「BIOTOP(ビオトープ)」。トップメゾンや注目ブランドが世界中からセレクトされ、ナチュラルコスメや生活雑貨などのほか、定期的にブランドのPOP-UP SHOPやアートイベントも開催している。ムラカミカイエさんは2階のメンズコレクションのチェックに余念がない。
「この上(3階)には居心地の良い店があるんですよ、行ってみます?」
そこは「LIKE」という名の開放的な隠れ家だった。
「代々木八幡のフレンチ『PATH』の原太一シェフがオープンさせた店です。『PATH』はもう大人気でなかなか予約が取れませんが、ここはまだ来やすいのかな。多国籍感のある料理というか、スタイルに縛られずおいしいものが食べられるのがいい。休日の昼とか、わりとよく来ています」
その日彼がフィアット 500のステアリングを握り最後に向かったのはナチュラルワインを扱う「Human Nature」。アドレスは日本橋兜町で、朝食を摂った「CAVEMAN」のすぐ近所だ。白金からのルート選びのため、iPhoneを7インチタッチパネルモニターの付いたUconnectとライトニングケーブルでつないだ。
「このシステムはつながるのが早くて、レスポンスが良い。プレミアムカーでもBluetoothの接続が不安定で遅いのが結構ありますからね(笑)。充電も確実にできるし、インラインとBluetoothを併用できるこのユニットは使い勝手がいいですよ。親切で明確で、このクルマに合っている気がします」
そこは多くの金融関係者に愛された鰻の老舗「松よし」の瀟洒な木造店舗を、外観の雰囲気を残しつつリノベーションしたショップだった。オーナーの高橋心一さんは、酒屋というより思想家のような雰囲気。置かれているワインのラベルはどれも個性的で楽しそうなデザインで、ワインの権威主義的なイメージから距離を置くこの奔放さが、ナチュラルワインをナチュラルワインたらしめている。
高橋さんは中野を拠点にウェブショップを展開する傍ら、この3月にこの実店舗をオープン。セレクトの基準は「おいしいか? 好みか?」のみで、開店以来多くのファンを擁している。
「ナチュラルワインはここ数年ずっと面白く進化し続けていて、オルタナティブな造り手の一本が、メジャーを軽々凌駕することもあり得る世界。この店に並べられたボトルのラベルにもそれが出ていますよね」と、ムラカミカイエさん。その日は高橋さんのアドバイスを得て、チェコ産白の微発泡と、イタリア種の葡萄を使った南仏産の赤をセレクト。南仏で育てられたイタリア種の赤とは、今日乗ってきたフィアット 500 ツインエア ラウンジともどこか通じているような気がする。