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2022年2月16日
フィアットの商用車「デュカト」がおしゃれなキャンピングカーのベース車両として日本上陸|Fiat
Fiat Ducato|フィアット デュカト
フィアット デュカトがキャンピングカーのベース車両として日本に導入
FCAジャパンは、フィアットの商用車「デュカト」をキャンピングカーのベース車両として日本に導入することを発表した。デリバリー開始は2022年下半期が予定されている。
Text by YANAKA Tomomi
ボディタイプは3種類。180度回転可能なキャプテンシートも採用
2020年に誕生40周年を迎え、ヨーロッパでは小型商用車として知られるデュカトが日本におしゃれなキャンピングカーとしてやってくる。
日本での初披露の場が「ジャパン キャンピングカー ショー2022」だったことでも分かるように、活況を呈するキャンピングカー市場からの期待に応えるべく日本導入が決まったデュカト。販売は、正規ディーラーから架装業者などへの法人間取引が想定されているという。
日本に導入されるのは、標準モデルの「L2H2」(全長5,413×全幅2,050×全高2,524mm)、ロングホイールベース版「L3H2」(5,998×2,050×2,524mm)、ロングホイール版のハイルーフ仕様「L3H3」(5,998×2,050×2,764mm)の3種類。
いずれもレジャー用レイアウトや商用利用のための効率的なウォークスルー・レイアウトに対応し、広い開口部を備えたスライディング・サイドドアと横開きのリアドアも備えられている。
デザインが見直されたというボディには大型グリルや新しいスキッドプレート、そしてイタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的なフィアットのエンブレムも装着。ヘッドライトは従来のハロゲンより30%以上明るいというフルLEDライトが装備された。
インテリアは車内で快適に過ごせることを念頭に、すっきりとしたキャビンを演出。スマートフォンをワイヤレスに充電可能な充電コンパートメント、2つのUSB-Aポート、USB-Cに加え、電源コンセントも設置する。
運転席と助手席には左右が独立した、180度回転可能なキャプテンシートを採用。車両後方へのアクセスも容易となり、さらにキャンピングカーとしての使用時にはシートを前後させテーブルとの距離を調整することも可能だ。
またフルデジタル・コックピットに加え、10.1インチタッチスクリーンを備えたUコネクトインターフェイスを搭載。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応する。
パワーユニットは、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力180hp(182ps)、最大トルク450Nmを発生させ、トランスミッションは9段ATを組み合わせる。
安全装備では商用車カテゴリーでありながら、歩行者検知付き衝突被害軽減ブレーキやクルーズコントロールなどを装備。さらに従来のミラーを廃止し、デジタル処理したリアビュー画像を表示するデジタル・ルームミラーが装備された。
ボディカラーは特注のソリッドカラー2色を含む6色を展開。未架装状態の車両の価格は469万円からとなり、デリバリーは2022年下半期からが予定されている。
Fiat Ducato|フィアット デュカト
- ボディサイズ|(L2H2)全長5,413×全幅2,050×全高2,524mm
- (L3H2)全長5,998×全幅2,050×全高2,524mm
- (L3H3)全長5,998×全幅2,050×全高2,764mm
- ホイールベース|(L2H2)3,450mm (L3H2)(L3H3)4,035mm
- 車両重量|(L2H2)1,975kg (L3H2)(L3H3)2,025kg
- エンジン|2,184cc直列4気筒ディーゼルターボ
- 最高出力|132kW(180hp)/3,500rpm
- 最大トルク|450Nm/1,500-1,750rpm
- トランスミッション|9段AT
- 駆動方式|前輪駆動
- サスペンション前|マクファーソンストラット
- サスペンション後|リーフリジッド
- ブレーキ|ディスク
- タイヤ|225/75R16
- 価格|469万円~ ※未架装状態
問い合わせ先
CIAO FIAT
Tel.0120-404-053
http://www.fiat-auto.co.jp