モータージャーナリスト 小沢コージが語る、MINI CROSSOVER PHEVの魅力|MINI
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2022年11月14日

モータージャーナリスト 小沢コージが語る、MINI CROSSOVER PHEVの魅力|MINI

Presented by MINI

いま買える最もオールマイティなMINI

今回はせっかくのPHEVなので、都内だけでなく、高速のロングドライブや郊外のワインディングや未舗装の林道も試してみた。
すると当然ながら50km程度走ったところで充電がなくなり、普通のガソリン版MINI CROSSOVERに戻る。
だが、それでもMINI CROSSOVER PHEVが素晴らしいのは、それ以降も十分MINIらしい味を保って走れること。もちろんエンジン音なしの発進や滑らかなモーターでの加速はほぼ楽しめない。だがフロントに搭載した1.5リッター直列3気筒ガソリンターボは136PS&220Nmのピークパワー&トルクを発揮。これはノーマルのMINI CROSSOVER用の1.5リッターガソリンターボ以上で、重めのボディをしっかり引っ張ってくれる。
また回生ブレーキ付きのPHEVなので、発進自体は常に電動アシストが加わっているし、燃料消費を抑えるべくアクセルオフでエンジンは大抵止まる。
さらにワインディングはもちろん、林道で感じるのがMINI CROSSOVERが持つ安定感と駆動力の確かさ。車高ほぼ1.6メートルと重心が高そうに見えるが、ハイスピードコーナリングでも腰高感はないし、予想外に良かったのがダート路面の林道だ。
未舗装がゆえに特にステアリング切り出し時のタイヤグリップが不安だったが、これまたMINIらしいキレがあり、さらにコーナリング中、アクセルを踏み増すと充電状態によりリアモーターが駆動し、曲がりを上手に助ける「eブースト」が働く。
充電が切れても要所要所はしっかりハイブリッド4輪駆動車として走れるのだ。
確かにPHEV化したMINI CROSSOVERと聞くと、いったいどういう特性があるのか。電動化はいいがCROSSOVERとしてどういうメリットがあるのか分かりにくいかもしれない。
そうではない。走りの電動感を抜きにしてもシリーズ中で最もスムーズで、使い勝手はほぼ同等、日常づかいから遠方へのドライブ、アウトドアやウィンタースポーツなど広い範囲で使える、つまりアクティブなライフスタイルに寄り添ってくれるモデルでもあるのだ。
MINI Crossover Untamed PHEV の車両価格は、547万円から。エコカー減税対象車なので45万円の免税が受けられる。
MINI CROSSOVER PHEVは、いま買える最もオールマイティなMINIであり、イマドキ悪くない選択かもしれないのである。
Spec
MINI CROSSOVER PHEV UNTAMED EDITION|ミニ クロスオーバー PHEV
全長×全幅×全高|4,315×1,820×1,595mm
ホイールベース|2,670kg
車両重量|1,770kg
エンジン|1,498cc 直列3気筒MINIツインパワー・ターボ
最高出力|100kW(136PS) / 4,400rpm
最大トルク|220Nm / 1,300-4,300rpm
システム最高出力|165kW(224ps)
システム最大トルク|385Nm
駆動用バッテリー|リチウムイオン電池
総電力量|10.0kWh
充電時間|約3.5時間
トランスミッション|6速AT
駆動方式|4WD
タイヤサイズ(前後)|225/50 R18
価格|547万円~
問い合わせ先

MINI カスタマー・インタラクション・センター(平日 9:00-19:00、土日祝 9:00-18:00)
Tel.0120-3298-14
http://www.mini.jp

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