レクサス新型オープンコンセプトLF-C2を公開|Lexus
Lexus LF-C2|レクサス LF-C2
スポーティな新型オープンコンセプトLF-C2を公開
レクサスはロサンゼルスオートショーにおいて、先日の予告どおり、オープンタイプのスポーツコンセプトモデル「LF-C2」を発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
光や見る角度によって印象をたがえるエクステリア
ロサンゼルスオートショーにおいてレクサスが公開したのは、事前にシルエットが公開されいたオープンタイプのコンセプトモデル「LF-C2」。現在空席となっているレクサスのオープンカーの座を埋める、新型への布石となる。
公開されたLF-C2は全長4,715×全幅1,840×全高1,385mmと、「RC」の全長4,695×全幅1,840×全高1,395mmとほぼおなじサイズをもつ2+2シーター。リアにデッキはあるものの、通常のオープンカーのような可動ルーフをもたず、屋根のないクルマとなっている。
ボディカラーには、プライマー(下塗)の上にシルバー、クリアコート、イエロー、最後に仕上げのコーティングの順で層を成す、新開発のゴールドイエローを採用。パネル、ライン、カーブを巧みに使いわけたボディ造形と相まって、光の加減や見る角度によって刻々と表情を変えるようなスタイリングをまとう。
レクサスを象徴するスピンドルグリルは、上部が縦基調となっており、バンパーライン以下は織り込まれたメッシュ模様を構成する複雑なもので、これも見る角度により与える印象がことなるよう仕上げられた。
ヘッドライトには、ブランド共通のLをモチーフにしたポジショニングランプと、レクサスのスポーツモデルに見られる三角形のデザインを採用。その端に位置するウィンカーからは、ボディサイドを通りリアデッキへと繋がるキャラクターラインが伸びている。
フロントバンパーのエアインテークは、ブレーキの冷却を促すとともに、ボディの空力を最適化し、高速走行時におけるフロントの安定性向上に寄与。また、リアサイドの小さなダクトもリアブレーキを冷却したのち、フィンのようなリアディフューザーへと空気を流し込む。ダーククロームのホイールには、20インチのものを採用し、スポーティなキャラクターを強調している。
リアエンドにはレクサスの頭文字をかたどったL字型のコンビネーションランプがあしわられ、左右にもうけられた上下二段のデュアルエグゾーストパイプは、クロームでで繋げられた一体のデザインとなっている。
インテリアは、リヤデッキを起点としてエクステリアの延長がそのまま、センターコンソールを構成し、ダッシュボードまでつながることでオープンモデルならではの内外の一体感を演出。ダッシュボード中央上部には、タッチパッドを用いたリモートタッチで操作す大型のディスプレイッドをそなえる。また、トリムラインにはLEDが内蔵され、室内を演出する。
LF-C2はコンセプトカーとされるものの、その完成度合いは高く、ちかい将来のデビューも期待されそうだ。