ボルボ 新型 XC90 に搭載予定の安全装備を公表|Volvo
CAR / NEWS
2015年1月22日

ボルボ 新型 XC90 に搭載予定の安全装備を公表|Volvo

Volvo|ボルボ

ボルボ 新型 XC90 に搭載予定の安全装備を公表

ボルボカーグループは、2014年末に登場予定の新型「XC 90」に採用予定の、セーフティシステム、および運転支援技術を公表した。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

自動運転まであと一歩

「我々は事故の回避と、快適な運転の実現のため、自動運転機能を採用する」

ボルボは、その発言とともに、いくつかのあたらしい安全技術を発表した。これらは、2014年末に登場予定の「XC 90」に最初に搭載される予定であり、その機能は以下のようなものだという。

・暗闇で歩行者を識別する機能

自動ブレーキと連動した、暗闇でも機能する歩行者検知機能。歩行者以外にも車両、自転車などを検知可能。

・自動ハンドル操作機能付きの道路逸脱防止機能

道路がどこに、どこまであるのかを検知し、そこから逸脱、あるいは転落しそうな場合にハンドルを自動操作して、道路上にクルマを戻す機能。白線などがなくとも、ガードレールへの衝突や、崖への転落などに対応する。

・自動ハンドル操作機能付きアダプティブクルーズコントロール

ステアリング操作までふくめた、レーンキープ、前車追従走行機能を提供。

「XC 90は2002年に登場したときにも、革新的な安全装備を採用していた。次なるXC90においても、我々は自動車の安全において、リーダーシップをとりたい」とボルボは締めくくる。

ちなみに、現状ではあくまで可能性にとどまるものの、以下のような機能も、将来のボルボには採用される可能性がある。

・動物検知機能

昼夜を問わず、動物との衝突を軽減する機能。XC90以降のモデルで採用を検討。

・Towards zero

2020年までに、ボルボのクルマに乗る人が、死亡あるいは大きな怪我を負うことがないようにするための戦略「Vision 2020」に向けた機能。クルマ同士が通信しあうことで、お互いの位置をリアルタイムで把握しあうシステム。クルマの通信機能と、道路標識や信号といったインフラの両面を利用する。

自動パーキング機能

詳細は既報にゆずるが、駐車場の前でクルマを降りれば、クルマが自動で駐車スペースをさがして停車。ドライバーが帰ってきたら、駐車場から自動で出てくるという機能。

今回の発表によって、メルセデス・ベンツとボルボが、ともに自動運転を目指していることが明確化した。

 
           
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