脇を固めるのは加瀬亮、樹木希林をはじめとする豪華俳優陣

2013年のカンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた『そして父になる』や『誰も知らない』などで知られる是枝裕和監督。最新作『海街diary』は、鎌倉を舞台に、四姉妹が織り成す清新でリアルな絆と、街の人びととの切なくも優しい触れ合いを描く作品となった。

「マンガ大賞2013」や第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、吉田秋生の人気コミックを映画化した本作には、いまを咲き誇る女優たちが集結。四姉妹の長女には綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母妹の四女に広瀬すずという美しいキャストが実現。コンペティション部門にノミネートされた今年のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに“四姉妹”が登場したのも記憶にあたらしい。

さらに、大竹しのぶや堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、樹木希林と日本を代表する豪華俳優陣が脇を固めるのも見逃せない。

腹ちがいの妹すずを迎え入れる三姉妹

鎌倉に暮らす三姉妹のもとに、15年前に出て行った父の訃報が届いた。葬儀に参列した三姉妹はそこで腹ちがいの妹すずと出会う。三姉妹の父を奪ったすずの母親はすでに他界し、義理の母を支える中学生のすずに、長女の幸は「いっしょに暮らさないか」と声をかけるのだった。

しっかり者の幸、自由奔放な次女の佳乃、マイペースな三女の千佳という三姉妹の生活に四女のすずがくわわった。四人は季節の食卓を囲み、それぞれの悩みやよろこびをわかち合っていく。しかし、再婚して音信不通だった三姉妹の母が祖母の七回忌にあらわれたことで、一見おだやかだった日々に、亀裂が入り……。

鎌倉の色とりどりの四季のなかで傷付け合うことで絆を深め、本当の家族へとなっていく四姉妹の物語。『誰も知らない』『そして父になる』など、これまでさまざま家族のかたちを描いてきた是枝監督だからこそ描くことができる世界だ。

『海街diary』
6月13日（土）より、全国ロードショー
監督・脚本・編集｜是枝裕和
出演｜綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ
配給｜東宝、ギャガ
2015年/日本/126分
http://umimachi.gaga.ne.jp

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