いま明かされるドイツが封印した衝撃の真実『ヒトラー暗殺、13分の誤算』|MOVIE
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2015年10月14日

いま明かされるドイツが封印した衝撃の真実『ヒトラー暗殺、13分の誤算』|MOVIE

MOVIE|ヒトラーがもっとも恐れた暗殺者は平凡な家具職人だった?

いま明かされる衝撃の真実『ヒトラー暗殺、13分の誤算』

『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督新作は、ドイツが封印した真実に迫る衝撃の感動実話。『ヒトラー暗殺、13分の誤算』が10月16日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほかにて全国順次ロードショーされる。

Text by KUROMIYA Yuzu

恋と音楽、そして自由を謳歌していた男の揺ぎない信念

1939年11月8日、ドイツ・ミュンヘンで演説をおこなっていたヒトラーはいつもより早く切り上げる。その13分後、仕かけられていた時限爆弾が爆発。犯人として逮捕されたのは36歳の平凡な家具職人ゲオルク・エルザーだった。

本作はこのヒトラー暗殺未遂の実話をもとに制作。音楽やダンス、恋を楽しみ、自由を謳歌していた男の信念。なぜヒトラーは彼を恐れ、生かしつづけたのか。ドイツが封印した知られざる衝撃の真実を暴く。

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監督は『ヒトラー ~最期の12日間~』で“人間、ヒトラー”を描き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル。迫真のリアリティでエルザーを演じたのは、2009年にカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『白いリボン』のクリスティアン・フリーデル。

親戚や関係者への綿密なリサーチをおこない、これまで歪んだイメージで見られがちだったゲオルク・エルザーの本当の姿を描き出した脚本も秀逸だ。

この平凡な男は暗殺者か救世主か、それとも――

毎年恒例のミュンヘン一揆記念演説をおこなっていたアドルフ・ヒトラーは、悪天候のためにいつもより早く切り上げた。その後、ホールに仕かけられていた時限爆弾が爆発。ヒトラーが退席して13分後のことだった。

爆破装置のつくりは精巧で、計画は緻密かつ大胆。その手口から、独秘密警察ゲシュタポはクーデターや英国諜報部の関与を疑うが、逮捕されたのは田舎に暮らす平凡な家具職人、ゲオルク・エルザーだった。単独犯だと主張する彼が告白する信じがたい供述の数々。大物の黒幕の存在を確信したヒトラーは、決行日までに彼が歩んできた人生のすべてを徹底的に調べるように命じる。

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
10月16日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほかにて全国順次ロードショー。
監督|オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演|クリスティアン・フリーデル、カタリーナ・シュットラー、ブルクハルト・クラウスナー
配給|ギャガ
2015/ドイツ/114分/原題『Elser』
http://13minutes.gaga.ne.jp

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