EAT|「マスター オブ ワイン & スピリッツ 2014」イベントリポート
LOUNGE / EAT
2015年1月22日

EAT|「マスター オブ ワイン & スピリッツ 2014」イベントリポート

EAT|DFS グループが世界中から厳選した傑作コレクションを発表

「マスター オブ ワイン & スピリッツ 2014」イベントリポート

DFS グループは11月8日、4回目となる「マスター オブ ワイン & スピリッツ」のガライベントを開催。今年は65社を超える一流酒造メーカーから、80銘柄以上の希少なワイン、シャンパン、そしてスピリッツが集結。過去最大規模のエキシビションとなった。

Text by KUROMIYA Yuzu/TANAKA Junko(OPENERS)

希少なコレクションに導かれた、400人以上のコレクターや鑑定家が集合

会場となったのは、シンガポール・マウントプレザント地区にある、1900年代の「ブラック & ホワイトハウス」。当日は希少なワインとスピリッツに魅了された400人以上のコレクターや鑑定家、また参加ブランドのアンバサダーたちが登場し、華やかな一夜となった。

気になるラインナップは、30銘柄以上の貴重なアルマニャック、バイチュウ、コニャック、スコッチウイスキー、シングルモルトウイスキー、50銘柄以上のワイン、シャンパンなど、トータルで80銘柄以上の希少なコレクションが集まった。

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会場に選ばれたのは、国の文化財に指定されている「ブラック & ホワイトハウス」

ここではイベントのハイライトを飾った主な銘柄を紹介しよう。

スコッチウイスキー大手のジョニー・ウォーカーからは、ブランドの過去と現在のベストで構成された「ジョニー・ウォーカー ジ・エピック・デイツ・コレクション(1938年、1949年、1956年)」が登場。スコットランド発のウイスキーメーカー、ダルモア・ディスティラリー社からは、このエキシビションのために特別に製作されたシングルモルトウイスキー「ダルモア 45年」が出品された。

そのほか、世界限定フルセット 3点となる「ザ・マッカラン・マスター・オブ・フォトグラフィー・シリーズ 4:エリオット・アーウィット エディション」や、「グレンリベット ウィンチェスター コレクションヴィンテージ1964 50年」、世界に2点しか存在しないコニャック「マーテル女王のカラフ」、さらに世界にひとつしかない希少なボトルに入った「カミュ コニャックト・レヴュー・ファイン・ボルドリ 8.2L デキャンター」など、コレクターをうならせるエクスクルーシブアイテムが勢揃い。

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(左)このエキシビションのために特別に作られた「ダルモア 45年」/(中)木型を使って製作された、世界でたったひとつのデキャンターに入った「カミュ コニャックト・レヴュー・ファイン・ボルドリ 8.2L デキャンター」/(右)「家庭でのもてなしが究極の贅沢」をコンセプトに掲げた今年のイベント。1900年代に建てられた邸宅をキャンバスに見立てて、自由自在にコレクションを展示していたのが印象的だった

なお、これらのコレクションは、2015年2月28日(土)まで、DFS シンガポール チャンギ国際空港店で一般向けに展示販売中だ。

「家庭でのもてなしが究極の贅沢」をコンセプトに展開された今年のイベント。会場では、世界的なワイン評論家のジェームズ・サックリング氏と、シンガポール在住のスピリッツ専門家のマイケル・カラハン氏による、「おもてなしの6つの要素(出迎え、お客様、食事、会話とおもてなし、セッティングと雰囲気、アフターディナー)」についてのトークセッションもおこなわれた。

ジョナサン・ドライバー氏の考える究極のもてなしとは?

最後に日本はもとより、世界中に多くのファンをもつ「ジョニー・ウォーカー」を代表して会場に駆けつけたアンバサダー、ジョナサン・ドライバー氏のインタビューをお届けしよう。ジョニー・ウォーカーは、2011年におこなわれた「マスター オブ ワイン & スピリッツ」の記念すべき第1回から参加している常連だ。「マスター オブ ワイン & スピリッツ」の印象について、そして今回出品したコレクションについて話を聞いた。

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イベントを訪れたバイヤーと話をすることも、楽しみのひとつだと話すジョナサン・ドライバー氏(左)

──ジョニー・ウォーカーとほかのウイスキーのちがいは、どんなところにあるのでしょうか?

1820年、スコットランドで誕生したジョニー・ウォーカーは、200年近くの年月をかけて高度な知識とスキルを培い、ひたむきにウイスキーを造りつづけてきました。そして現在では、世界中にファンをもつスコッチウイスキーとして知られています。その根底にあるのは、革新の歩みを貫きつづける姿勢。「Keep Walking(=歩みつづける)」という表現が、ブランドの精神を如実にあらわしていると思います。

──「マスター オブ ワイン & スピリッツ」のような大規模のエキシビションに参加する意義とは?

世界中どこを見渡しても、これほど素晴らしい銘柄が集う場所はありません。しかし一番の魅力は、大規模なイベントであるのにもかかわらず、アットホームな雰囲気を維持していること。こうしたイベントに招待されること自体、私たちにとって非常に光栄なことです。それからイベントを訪れた知識豊富なバイヤーたちとじっくり話をするのも、毎年楽しみにしていることのひとつです。

──今回出品した「ジ・エピック・デイツ・コレクション」について、改めて解説いただけますか?

「ジ・エピック・デイツ・コレクション」は、ジョニー・ウォーカーの過去と現在を結ぶマイルストーン(標識)といえるアイテムです。1938年、1949年、1956年エディション、それぞれがその時代を体現した唯一無二の存在。もともと、DFSとジョニー・ウォーカーハウス(世界各地にあるブランドのフラッグシップ拠点)のために造られた限定品なので、醸造する数が小さく希少価値も高い。そんな特別なブレンドウイスキーを、おなじように丁寧に美しくデザインされたボトルに詰め込んで、限られたクライアントの元に届けます。

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DFSとジョニー・ウォーカーハウスでのみ入手可能だったコレクション「ジ・エピック・デイツ・コレクション」が満を持して登場した

──今回のエキシビジョンは「家庭でのもてなしこそが究極の贅沢」というコンセプトを掲げていますが、ドライバーさんが自宅でゲストを迎えるとしたら、「ジ・エピック・デイツ・コレクション」を使ってどんな風にもてなしますか?

「ジ・エピック・デイツ・コレクション」の複雑なフレーバーと美しいパッケージングを楽しむためには、静かでプライベートな空間づくりが重要です。まずはその空間づくりに精を尽くすでしょうね。あとは、大切な友人たちと、繊細な感覚を楽しむ、親密な時間をともに過ごすことがなによりの「もてなし」だと思っています。

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Jonathan Driver|ジョナサン・ドライバー
プレミアムウイスキーのエキスパートとして25年のキャリアをもつ。日本史の学位を修めたあと、日本でヨーロッパアートの貿易商の仕事に就任。2年後イギリスに戻ると、ガラード(宝石商)のマーケティング担当になり、東京の西武デパートと三越で営業権を獲得するなど実績を残す。1989年には、ユナイテッドディスティラー社のプレミアムマーケティングスペシャリストに就任。スコットランドでクラシックモルトの開発などを手がけ、同社のトラベルリテール部門では、ジョニー・ウォーカー ブルーラベルの立ち上げに携わった。

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「マスター オブ ワイン & スピリッツ」コレクション展示販売
日程|2月28日(土)まで
場所|DFS シンガポール チャンギ国際空港店
http://www.dfsmasters.com

           
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