アウディ、電気自動車のA6 e-tronコンセプトを発表|Audi
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2021年4月21日

アウディ、電気自動車のA6 e-tronコンセプトを発表|Audi

AUDI A6 e-tron concept|アウディA6 e-tronコンセプト

アウディ、電気自動車のA6 e-tronコンセプトを発表

アウディは4月19日、中国で開催中の上海モーターショーで、電気自動車の「A6 e-tronコンセプト」を発表した。

Text by HARA Akira

前後に2基の電気モーターを搭載し、航続距離は700km以上を実現

A6 e-tronコンセプトは、アウディの未来の電気自動車の新しいテクノロジープラットフォームである「プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)」をベースにしたコンセプトモデル。PPEは、2022年後半には大型セグメントで、その後はミッドサイズセグメントでも採用される予定で、高い車高の電動SUVだけでなく、今回のA6モデルのようなダイナミックなスタイルのベースにもなるという。
A6 e-tronコンセプトは、全長4,960×全幅1,960×全高1,440mmで、現行A6/A7シリーズとほぼ同じサイズ。Cd値0.22という空気抵抗の少ないファストバックのボディは、ファーストカーとしての実用性とドライビングパフォーマンスの両方を表現するとしている。
エクステリアは、22インチの大径ホイールと短いオーバーハング、フラットなキャビン、クーペのようなルーフラインが特徴。フロントはドライブトレインやバッテリー、ブレーキを冷却するエアインテークを左右に備えた、大型の密閉したシングルフレームグリルを採用し、電気自動車であることをアピールしている。
ボディカラーは、テクニカルで機能的な美しさをもたらす「ヘリオシルバー」を採用。その塗料は太陽光をかなりの割合で反射し、車内へのエネルギーの量を減らすことでエアコン使用の頻度を減らしたり、航続距離を伸ばしたり、CO2フットプリントを削減できるという。
新プラットフォームのPPE車両では前後アクスル間に容量約100kWhのバッテリーを搭載。A6 e-tronコンセプトではパワートレインに350kWの合計出力と800Nmの最大トルクを発生する2基の電気モーターを搭載したクワトロドライブシステムを採用するが、e-tronファミリーではリアに1基のモーターを搭載したベースバージョンも用意されるという。
またA6 e-tronコンセプトでは800ボルトの充電テクノロジーを採用。急速充電ステーションを利用すれば、最大270kWの出力によりわずか10分間で300km以上が走行可能になり、25分間で容量を5%から80%まで充電できる。航続距離は700kmを超え、その性能は、近距離走行からロングドライブまで対応するファーストカーとして、使い勝手とともに内燃エンジン搭載車に近づいた。
また、動力性能は、エントリーモデルで0-100km/h加速7秒未満、上位モデルでは同4秒未満とアナウンスされている。
問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター
Tel.0120-598-106
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