CAR /
NEWS
2020年9月10日
大幅に進化した新型メルセデス・ベンツEクラスがデビュー|Mercedes Benz
パワートレインは8種類
「E 200 スポーツ」および「E 200 4MATIC スポーツ」には、1.5 リッター直列4 気筒ターボエンジン「M264」と「BSG」「48 Vボルト電気システム」などの新技術を採用することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現したパワートレインを搭載した。
「M264」エンジンは単体で最高出力184ps(135kW)、最大トルク280Nm を発生。さらに、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター、「BSG」と「48V 電気システム」は、回生ブレーキ等により発電した電気を約1kWh のリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、なめらかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク160Nmの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げた。
また、ウォーターポンプを電動化し、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらに効率化されている。
「E 300 スポーツ」には、E 200と同じ「M264」の中でも、排気量が2.0リッターとなる直列4気筒エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を可能にした。
「E 450 4MATIC エクスクルーシブ」には新たに、コンパクトな3リッター直列6気筒ガソリンエンジン「M256」とともに、「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、「48V(ボルト)電気システム」などの新技術を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現。
エンジン単体で最高出力367ps(270kW)、最大トルク500Nmを発生し、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置した、最高出力22ps(16kW) 、最大トルク250Nmを発生する電気モーター「ISG」と「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。
エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現。スターターが、従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上したという。
さらに、このモーターはギアシフト時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これによりギアシフトに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ない変速を実現している。
「E 220 d スポーツ」には、最高出力194ps(143kW)、最大トルク400Nmを発生する2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載。
「E 350 de スポーツ」には「E 220 d スポーツ」に搭載されるクリーンディーゼルターボエンジンに最高出力122ps(90kW)、最大トルク440Nmのモーターを組み合わせ、システム総合の最高出力は306ps(225kW)、最大トルクが700Nmとなり非常にパワフルでスムーズな加速を実現した。電気モーターのみで走行可能な航続距離は最長50km。クリーンディーゼルとプラグインハイブリッドを組み合わせた乗用車は日本唯一となる。
「E 350 e スポーツ」には、最高出力211ps(155kW)、最大トルク350 Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M274」を搭載。このエンジンと組み合わせるモーターはE 350 deと同じ、最高出力122ps(90kW)、最大トルク440Nmで、システム総合の最高出力は320ps(235kW)、最大トルクが700Nmとなる。電気モーターのみで走行可能な航続距離は最長51kmだ。