ベントレー、ベンテイガのPHEVモデルを発表|Bentley
CAR / NEWS
2021年1月8日

ベントレー、ベンテイガのPHEVモデルを発表|Bentley

Bentley Bentayga Hybrid|ベントレー ベンテイガ ハイブリッド

ベンテイガ第3のモデル、ハイブリッドが誕生

ベントレーは持続可能な未来に向けた次なるステップとして、SUV「ベンテイガ」のプラグインハイブリッドモデル(PHEV)を発表した。

Text by YANAKA Tomomi

電力だけで最大約50km走行できるPHEVモデル

通常のV8モデル、W12エンジンを搭載したハイパフォーマンスな「スピード」に次ぐ、第三のモデルとしてPHEVモデルのベンテイガ ハイブリッドが誕生した。
PHEVのためNEDC(新欧州ドライビングサイクル)値で最大50kmを電力だけで走行でき、モーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は約858kmになるという。

ベンテイガ ハイブリッドは容量17.3kWhのリチウムバッテリーを搭載。高圧バッテリーに蓄えられたエネルギーはパワーエレクトロニクス技術によって変換され、Eモーターに供給されるほか、従来の12Vバッテリー系統の補助にも使用される。
ギアボックスと内燃エンジンの間のトランスミッション内に収められたEモーターは出力128ps、最大トルク350Nmを発生。3.0リッターV6ターボエンジンを組み合わせると最高出力449ps、最大トルク700Nmを記録する。さらにエンジンはトルクが必要となったときや速度が約135km/hを超えたときにEモーターをアシストする役割も果たす。

ドライブモードは、EVドライブモード、ハイブリッドモード、ホールドモードの3種類を設定。このほかにも「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ナビゲーション」システムの情報をもとに、EV走行からハイブリッド走行へと切り替わるポイントをアクセルペダルを介してドライバーにフィードバックし、最も効率よく走行できるようアシストする。
クルマの電源を入れるとすぐにEVドライブモードとなり、可能な限り電気だけで走行。ハイブリッドモードでは、目的地を入力すると、都市部に進入した時に備えバッテリーに電力が蓄えられるなど、走行シーンごとに適切なドライブモードが自動的に選択され、バッテリーの電力を最も効率的に利用するため絶えず計算されるという。

またホールドモードではエンジンと電力がバランスよく使い分けられ、必要なときに電力で走行できるよう高圧バッテリーの充電量を維持。ドライブダイナミクスモードのスポーツモードを選ぶとデフォルトでホールドモードになり、ブーストと回生が行われる。
エクステリアやインテリアは、2020年7月のフェイスリフトされたスタイルを踏襲している。

ベントレーモーターズのエイドリアン・ホールマークCEOが「私どもが目指すのは、持続可能なラグジュアリーカーメーカーとして世界をリードすることであり、その次なるステップがベンテイガ ハイブリッドなのです」と語る同モデル。価格や日本への導入時期などはまだアナウンスされておらず、続報を待ちたい。
問い合わせ先

ベントレーコール
Tel.0120-97-7797
https://www.bentleymotors.jp/

                      
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