991型のポルシェ911カレラにGTSが登場|Porsche
Porsche 911 Carrera GTS|ポルシェ 911 カレラ GTS
991型のポルシェ911カレラにGTSが登場
ポルシェ ジャパンは、2012年に登場した991型911カレラに、よりスポーティなモデル「911GTS」を設定。10月11日より予約受注を開始すると発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
戦略的な価格設定
現行991型のポルシェ911カレラにも、よりスポーティなモデル「GTS」が追加され、同時に、日本での予約がスタートした。
あたらしい「911GTS」は、ボディタイプ別にクーペとカブリオレ、駆動輪でRRと4WDを組み合わせた4バリエーションが同時にリリースされる。そのキャラクターは、「911カレラS」と、サーキット走行を主眼においた公道仕様「911GT3」のあいだを埋める位置にあり、公道を主軸とする911のなかではもっともスポーティなグレードとなる。
911GTSに搭載されるエンジンの最高出力は、911カレラSを30ps上まわる430ps(316kW)を発揮。そのうえで、スポーツクロノパッケージや10mmのローダウンとともに装着されるPASMアクティブダンパーシステムを標準で採用しており、7段PDKとの組み合わせでは、0-100km/h加速がクーペで4.0秒、カブリオレは4.2秒、最高速度はMTを搭載した911カレラGTSでの306km/hを筆頭に、いずれのモデルも300km/hを超えた。
加速性能や最高速度を向上させながらも、燃費は911カレラGTSで9.5-8.7ℓ/100km(10.5-11.5km/ℓ)と、911カレラSから変わっていない。
エクステリアでは、駆動輪を問わず、ワイドなリアトレッドとホイールアーチをもつ「911カレラ4」向けのボディを採用。そのうえでスポーティなブラックが、ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)を組み込んだバイキセノンヘッドライトや、GTSエアインテークスクリーン、クロームメッキ仕上げエグゾーストエールパイプにあしらわれる。センターロック式の20インチホイールもマットブラックの塗装で仕上げられている。
インテリアは、ステアリングホイールやダッシュボードの下半分、ドアの内貼りなどにエクスクルーシブなアルカンターラが奢られる。また、ヘッドレストにGTSロゴがはいったフロント レザーシートの中央部分にもアルカンターラが採用される。これは、ケイマンGTS、ボクスターGTSをはじめとするほかのGTSモデルと共通する仕様だ。
これらのほかにも、特有のGTSサウンドを奏でるスポーツエグゾーストシステムなど、多数のオプションが標準装備として組み込まれていながらも、その価格はカレラSから170-190万円程度のアップと、戦略的な設定がなされている。
消費税込みの価格は、クーペのRR「911カレラGTS」が1,702万円、4WDは「911カレラ4 GTS」が1,827万円。オープンモデルは、RRの「911カレラGTS カブリオレ」が1,923万円、4WDの「911カレラ4 GTS カブリオレ」で2,017万円。日本仕様は全モデル7段PDKのみで、ハンドル位置は左右ともに用意される。
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