フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」の高性能版を導入|Volkswagen
Volkswagen Golf GTI Performance|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI パフォーマンス
ゴルフGTIの高性能版を限定発売
フォルクスワーゲン「ゴルフ」のなかでも伝統的なスポーティグレード「ゴルフGTI」に、出力を高めたエンジンや専用ディファレンシャルロック等を採用した高性能版「ゴルフGTI パーフォーマンス」が、台数限定で日本に導入される。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
歴代最速のゴルフGTI
スポーツモデルの代名詞として歴代ゴルフに設定される「GTI」は、フォルクスワーゲンのモータースポーツ部門であるフォルクスワーゲンR社が手をくわえて4輪を駆動する「R」を別格とすると、FFゴルフのなかでも、もっともスポーティなホットハッチモデルとして設定されてきた。
7代目となった新型「ゴルフ」にも、2013年3月のジュネーブモーターショーにおいてGTIがワールドプレミアを果たしている。そのさいに設定された高性能版「ゴルフ GTI パフォーマンス」は、半年後の「ゴルフGTI」日本導入時にはラインナップされていなかったが、このたび台数限定で販売されることが発表された。
ゴルフGTIパフォーマンスは、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最大トルクを350Nmと通常のGTIとおなじとしながらも、最高出力は10ps向上した230psを発揮。これにより、0-100km/h加速は0.1秒向上した6.4秒を誇る。最高速度も4km/h向上し250km/hを達成している。
もちろん、手のくわえられた部分はエンジンだけでなく、左右輪のトルクを0-100パーセントの割合で配分するGTIパフォーマンス専用の電子制御油圧式フロント ディファレンシャル ロックや、アダプティブシャシーコントロール“DCC”、そしてフロント340×30mm、リア310×22mmへと大径化された4輪ベンチレーテッド ディスクブレーキなどが標準で装備される。
シートはゴルフGTI伝統のチェック柄ながら、ファブリック&アルカンターラをもちいたスポーツタイプの専用品。また、タイヤには通常のGTIより2インチも大きな、225/35R19タイヤを履き、ワード&ローなプロポーションをさらに際立たせる。
また、ITSスポットやDSRC対応のナビゲーション、スマートフォンへの対応、さらにアダプティブシャシーコントロール“DCC”の操作などを一括でおこなえる、最新式のインフォテイメントシステム“Discover Pro”も標準採用された。
日本へ導入されるゴルフGTIパフォーマンスは500台。そのうち300台はGTIパフォーマンス専用のカーボンスチールグレーメタリックのボディカラーで、200台がピュアホワイトとなる。右ハンドルのみが設定され、税込金額は435万円、11月からのデリバリーを予定しているという。
Volkswagen Golf GTI Performance|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI パフォーマンス
ボディサイズ|全長 4,275 × 全幅 1,800 × 全高 1,470 mm
重量|1,390 kg
エンジン|1,984cc 直列4気筒 直噴 ターボ
圧縮比|9.6
ボア×ストローク|82.5 × 92.8 mm
最高出力| 169 kW(230 ps)/ 4,700-6,200 rpm
最大トルク|350 Nm(35.7 kgm)/ 1,500-4,600 rpm
トランスミッション|6段オートマチック(6DSG)
駆動方式|FF
タイヤ 前/後|225/35R19
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク(340×30 mm) / ベンチレーテッドディスク(310×22 mm)
最高速度|250 km/h
0-100km/h加速|6.4秒
燃費(JC08)|16.1/ℓ
価格(消費税込み)|435 万円
限定台数|500台(カーボンスチールグレーメタリック300台、ピュアホワイト200台)
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