扱いやすいミドシップ フェラーリ──フェラーリF8トリブートにマラネロで試乗|Ferrari
CAR / NEWS
2019年12月27日

扱いやすいミドシップ フェラーリ──フェラーリF8トリブートにマラネロで試乗|Ferrari

快適性と扱いやすさが印象的

エアロダイナミクスは、ボディサイドのデザインもそうだし、アンダーボディ、リアスポイラーなどで数値を高めている。工場敷地内に風洞実験施設を持つ強みもあるだろう。というか、フェラーリがレーシングコンストラクターであることを鑑みれば、こうしたエアロダイナミクスへの取り組みは常識の範疇なのかもしれない。
軽量化では、車両重量が488GTBの1475kgに対し40kg減量の1435kgとした。要因は素材の見直し。エンジンパーツにはチタニウムも使っている……。
なんて話を続けると、フェラーリの場合、本が一冊書き上がるくらいの文字スペースが必要になる。なので、これ以上の詳細は省くが、乗った印象はとにかくスムースで扱いやすい。
マラネロの街中にはバンプストップがいたるところにあり走りにくい環境を作っているが、それでも乗り心地は良く、快適だった。それにすれ違いに戸惑うことも皆無。「扱いやすいフェラーリ」はFRフェラーリのセールストークだが、今回はミッドシップにも言えそうだ。
それと付け加えたいのがウェットモードの信頼性の高さ。フェラーリのドライブモード“マネッティーノ”をウェットモードにしてフィオラノサーキットを走ったが、制御のなめらかさと精度は思いのほか高かった。アンダーステアもオーバーステアも見事にコントロールする。これが体験できたのはある意味不幸中の幸いかも知れない。だってそうでしょ。雨のサーキットをフェラーリで走るなんて経験、逆に少なそうですから。
というのが、今回のファーストインプレッション。やはりフェラーリはいつどこで運転しても楽しい。まぁ、個人的にはV8自然吸気エンジンも“トリブート ”してもらいたい、ですがね。
問い合わせ先

フェラーリ
http://auto.ferrari.com/ja_JP

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