アウディ5ドアクーペのA5/S5スポーツバックが2世代目へ進化|Audi
Audi A5 Sportback|アウディ A5 スポーツバック
Audi S5 Sportback|アウディ S5 スポーツバック
アウディ5ドアクーペのA5/S5スポーツバックが2世代目へ進化
今年6月に、新型が発表された2ドアクーペモデル「A5」「S5」に引き続き、派生モデルである4ドア クーペの「A5 スポーツバック」「S5 スポーツバック」の新型がパリモーターショーで初公開された。
Text by OHTO Yasuhiro
ボディはサイズアップ
アウディの「A5 スポーツバック」「S5 スポーツバック」は、クーペライクなスタイルとハッチバックの機能性を兼ね備えたモデルで、新型が2代目となる。日本でも投入済みである新型「A4」とプラットフォームを共有しており、全面的な進化を遂げている。
ボディサイズは現行型よりワイドとなり、ホイールベースも延長。ただし前後のオーバーバングは短くし、ボディラインをシャープに磨き上げることで躍動感あるプロポーションを実現している。
アウディのアイコンであるシングルフレームグリルは、より立体的かつワイドなデザインに仕上げ、従来よりも低く配置。さらにエッジの効いたヘッドライトユニットをグリルよりも後方に配置することで、引き締まったフロントマスクデザインとなり、スポーティさが強調されている。またサイドビューには流麗なキャラクターラインを走らせ、優雅さを演出するだけでなく、ドアパネル下部に立体的な造形を加えることでボディを引き締め、ボディのサイズアップを感じさせないだけでなく、力強い走りを連想させてくれる。
サイズアップは、より広々とした室内空間の確保にも繋がっており、従来型比で、室内長は17mm、前席のショルダールームは11mm、後席のニールームは24mm拡大されているという。またラゲッジルームも標準で480リッターを備え、実用性もより高められた。
Audi A5 Sportback|アウディ A5 スポーツバック
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アウディ5ドアクーペのA5/S5スポーツバックが2世代目へ進化(2)
g-tron仕様も登場
A5 スポーツバックのパワーユニットは、ガソリン仕様であるTFSIエンジンが2タイプ、ディーゼル仕様であるTDIエンジンが3タイプを設定。最もパワフルなのは、3.0TDIエンジンで286psを発揮する。これらのパワーユニットは、従来型より最高出力を最大17パーセント向上させながら、燃費消費量は最大22パーセントの削減に成功しているという。
さらに新型A5 スポーツバックでは、「g-tron」モデルを設定。これは燃料にガソリンだけでなく、化学合成メタンガスであるAudi e-GASや天然ガスなどの多彩な燃料を使用できるエコカーで、すでに「A3」などにも設定されているものだ。最高出力170psの2.0TFSIエンジンを搭載するなど、エコカーといえど通常モデルと同等の性能を備えている。
またスポーツモデルであるS5 スポーツバックには、V6直噴ターボである3.0TFSIエンジンを搭載。最高出力354psを発揮し、0-100km/h加速は、4.7秒。最高速度はリミッターにより250km/hに制限されている。
新型は、2017年初頭に欧州で発売が開始される予定で、価格は、A5スポーツバックのベースモデルが37,800ユーロ。スポーツモデルのS5スポーツバックが62,500ユーロであることが公表されている。