アストンマーティン、最後のDB9を発表|Aston Martin
Aston Martin DB9 Last of 9|アストンマーティン DB9 ラスト オブ ナイン
アストンマーティン、最後のDB9を発表
アストンマーティンは、「DB9」のファイナルバージョン「Last of 9」を発表。同モデルの有終の美を飾るとともに、コレクターズアイテムとしての価値も高められた特別なDB9だ。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
日本にも導入予定
2003年のワールドプレミアから13年を迎えるアストンマーティンのグランドツアラー「DB9」。すでに次期モデル「DB11」も発表されており、これがDB9として最後の特別モデルとなる。
モデル名にちなんで「Last of 9」と呼ばれる最終モデルは、その名前のとおり9台のクーペと9台のオープンタイプ(ヴォランテ)の合計18台のみが製作される。そのうち、3台は日本にも導入される。
製造はアストンマーティンのパーソナライゼーション部門である「Q by Aston Martin」が担当。エクステリアにはQヘリテージ カンバーランド グレイを採用。一方の内装はサンドストーム ゴールド レザーの装飾ピンストライプを備えたセミアニリン ビターチョコレート カラーの本革シート、カシミア張りのヘッドライニング、木目を中心で揃えたウッドパネル、飾り模様の施されたビレット アルミ製のロータリースイッチが奢られる。
さらに、フロントとリアのマザー オブ パール製インレイ ウィング、V12エンジンに備わるQ by Aston Martinプレート、そしてフェンダーにはブラック塗装の「Last of 9」バッジなど専用の装飾も加えられた。
世界で18台、日本にはわずか3台しか存在しないLast of 9モデルには、製造プロセスを記録したQ by Aston Martin ブックが付属するとともに、アストンマーティン オーナーズ クラブへの登録が公式に行われる。これにより、クルマの出自が公式に記録され、コレクターズ アイテムとしての価値が高められるという。また、希望すればゲイドンのアストンマーティン本社を訪ねて製造工程を見学することも可能だ。