アウディ、電動SUVコンセプトの公開を予告|Audi
Audi e-tron quattro concept|アウディ eトロン クワトロ コンセプト
アウディ、電動SUVコンセプトの公開を予告
アウディは9月から始まるフランクフルトモーターショー(IAA)において、電気モーターのみのSUVコンセプトモデル「eトロン クワトロ」を公開することを明らかにした。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
R8 e-tronのテクノロジーもフィードバック
9月にはじまるフランクフルトモーターショーにおいて、アウディは電動SUVモデル「eトロン クワトロ コンセプト」を発表する。
eトロン クワトロはゼロからEV専用にデザイン設計されたSUV。とくにエアロダイナミクスにはこだわり、公開されたデザインスケッチでは、SUVらしくマッシブな下半分に対してクーペのような上下に薄いキャビンをもっている。また車体底面はフラットにされており、SUVながらCd値は0.25を達成している。
プラットフォームには、新型「Q7」から採用された第2世代の「モジュラー ロングチューディナル プラットフォーム」を利用。四輪駆動でもドライブシャフトが不要なEVの利点を活かし、キャビンは4人がゆったり座れるスペースを確保しているという。
低重心化をはかるため、大容量のリチウムイオン バッテリーは座席の下、前後の車軸のあいだに配置。高いエアロダイナミクスと大容量バッテリーにより、eトロン クワトロは、およそ500km以上の航続距離を誇る。
走行まわりの設計には、EVスポーツモデル「R8 e-tron」からの技術もフィードバック。そのひとつとして、モーターをフロント1個、リアに2個配置し四輪を駆動するというレイアウトが踏襲されている。
ヘッドライトには、世界初となるマトリックス レーザー OLED(有機LED)テクノロジーを搭載。また、インテリアにも有機LEDのディスプレイが配され、ジェスチャーによるオーディオやエアコンの操作などが可能となっている。
アウディでは、コンセプトをもとに、完全電動SUVのプロダクションモデルを開発し、2018年ごろにリリースを目指すとしている。