レクサス、RC Fをデトロイトで披露|Lexus
Lexus RC F|レクサス RC F
レクサス、RC Fをデトロイトで披露
レクサスは、昨年末に発表した新型クーペの「RC」に、ハイパフォーマンス版「RC F」をはやくも追加。デトロイトモーターショー(NAIAS)においてワールドプレミアする。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
レクサス史上最強のV8を搭載
レクサスのあらたな「F」モデルとして登場するのは、2013年11月の東京モーターショーで発表されたばかりの「RC」をベースとする「RC F」だ。
外観上では、幅広のタイヤに特徴的なエアインテーク、台形に配された4本のテールパイプなどが、機能性の向上とともに、よりアグレッシブなモデルであることを主張。レクサスブランドのアイコンたるスピンドルグリルは、バンパー付近より下の網目模様が、「F」をモチーフにした凝ったものとなっている。
エンジンには、“レクサス史上もっともパワフルなV8”の搭載があきらかにされていることから、現在の「IS F」に搭載される最高出力311kW(423ps)を上まわるものになるのは確実だ。また、ベースモデルのV6や直4ハイブリッドにかわってV8エンジンをおさめるため、ボンネット上にパワーバルジ(フードの盛りあがり)がもうけられている。
また後部には、速度感応式のアクティブ リアスポイラーを装備。およそ50mph(約80km/h)に達すると上昇し、25mph(約40km/h)まで減速すると自動的に格納される。これは、静止状態でクーペの流麗なラインを崩さないためにという説明がされた。
ボディサイズは全長4,705×全幅1,850×全高1,390mm。東京モーターショーで発表された「RC 350」「RC 300h」とくらべると、10mm長く、10mm広く、5mm低いことになる。ホイールベース2,730mmはかわりない。ホイールは10本スポーク19インチで、仕上げ磨きのちがいによる3種類が用意される。
いっぽう、インテリアも「F」の称号にふさわしい特別なものとされ、選択したドライブモードにより文字のサイズや色、表示されるインフォメーションが最適なものに変更されるメーターや、楕円形のパドル付きステアリングホイールなどを採用。そのほか、「F」の刺繍がほどこされたハイバックレザーシートや、「L」をモチーフにしたラバースリット入りフットペダルなどをそなえる。
詳細なスペック、動力性能については14日のワールドプレミアを待つ必要があるが、発表されたばかりのBMW「M3セダン」「M4クーペ」、ベースモデルがフルモデルチェンジしたことで次期モデルが期待されるメルセデス・ベンツ「C 63 AMG」などと肩を並べる、あたらしいレクサスのハイパフォーマンス クーペの登場となりそうだ。