ホンダ&アキュラはニューモデルラッシュ|Honda & Acura
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ホンダ&アキュラはニューモデルラッシュ
ホンダおよびアキュラは上海モーターショーに大量のモデルを出展。あたらしい移動の喜びの提案、現地開発、現地生産の強化を打ち出した。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
ホンダからは4モデル
上海モータショーでホンダは、コンセプトモデル1台、量産モデル2台をワールドプレミア。
まずはコンセプトモデルとなる「Concept M」。商用車が中心の現在の中国市場に乗用車として投入される多目的車(MPV)で、広い室内空間と運転する楽しさを両立し、あたらしい価値を提案するという。2014年の発売を予定している。
昨年の北京モーターショーで「Concept C」の名前で登場したモデルは、「クライダー(凌派)」と名付けられた、量産モデルでの発表となった。デザインモチーフは龍。中国人スタッフが中心となって、中国のためにつくられたミドルサイズセダンだという。発売は2013年6月と目前に迫っている。
いっぽう、「Concept S」の量産モデルとなるのが「ジェイド(傑徳)」。その名のとおり、翡翠をイメージしたというモデルで、ホンダによれば、美しい外見、高貴な質感をキーワードとする。ターゲットは1980年代生まれの、中国の若者たち。こちらは東風本田汽車有限公司(東風ホンダ)より、2013年9月に発売予定だ。
また、 2011年に広汽ホンダから誕生した自主ブランド「理念」からは、初の量産モデルである「理念S1」のマイナーチェンジモデルが登場。変更点は、外観、内装の変更と、新技術の投入だという。
アキュラはデザインコンセプトをワールドプレミア
アキュラブランドからは、デザインコンセプトモデルとして小型SUV、「SUV-X」を出展。アキュラが北米以外でコンセプトモデルのワールドプレミアをおこなったのはこれがはじめて。3年以内の中国生産での量産化をにらんでいる。
中国でも6月発売予定のフラッグシップラグジュアリーセダン「RLX」は、中国仕様が登場。前輪駆動モデルにおいて、旋回性を高める「プレシジョン・オールホイール・ステア」とよばれる、ステアリング操作に対応して後輪のトーを変化させるという独自技術を搭載する。パワートレインは3.5リッターV型6気筒 直噴SOHC i-VTECエンジンだ。
また、「NSX コンセプト」も、もちろん、アキュラブランドから出展された。