7代目ゴルフにGTI登場|Volkswagen
Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI
7代目ゴルフにGTI登場
9月のパリモーターショーでのワールドプレミア以降、4MOTIONモデルやGTDといった追加モデルが次々と登場する、第7世代のフォルクスワーゲン「ゴルフ」。このゴルフに、ついに伝統のスポーティグレード「GTI」が追加される。お披露目は、3月に開催されるジュネーブモーターショーだ。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
今回のGTIはふたつのモデル展開
パリモーターショーでのワールドプレミアの時点ではコンセプトモデルであった「ゴルフGTI」が、プロダクションモデルとして登場する。GTIは、フォルクスワーゲンを代表する「ゴルフ」のスポーティグレードとして初代から伝統的に設定されてきた。もっともレーシーな仕様であるRラインをのぞくと、通常ラインのフラッグシップとしてのGTIはいまだ健在だ。
7代目ゴルフ、通称「ゴルフ7」でのGTIは、「GTI」と「GTIパフォーマンス」の2つのバリエーションで展開される。
どちらもエンジンは2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンだが、通常版が最高出力220psにたいし、GTIパフォーマンスは10psアップの230psを発生。さらにフロントアクスルにディファレンシャルロックが装着される。0-100km/h加速は通常版が6.5秒、GTIパフォーマンスが6.4秒をほこる。
もちろん、最新のゴルフということでスタート&ストップ機能などをそなえており、環境対応性能も良好で、6段MTでの燃費は6.0ℓ/100km(日本式表記で16.6km/ℓ)、CO2排出量は139h/kmにおさえられる。
GTIの伝統にそって、フロントの赤いラインや赤に塗装されたブレーキキャリパー、2本出しのクロームテールパイプ、スポーツサスペンションが採用される。このほかに、専用のサイドシル、デュフューザー、スモーク処理されたリヤLEDライト、そして足元には225/45サイズのタイヤと17インチの“Brooklyn”デザインホイールがおごられる。
シートには、これもGTI伝統のタータンチェック柄を採用。スポーツステアリングやGTIシフトレバー、ステンレス製のフットペダルなど、インテリアも随所にスポーティなものが採用される。
用意されるボディカラーは「トルネード レッド」「ブラック」「ピュア ホワイト」の3種類。ドイツ本国では、ジュネーブモーターショー初日の3月5日よりオーダー開始で、金額は2万8,350ユーロからと設定される。
Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI
Volkswagen Golf GTI Performance|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI パフォーマンス
重量|1,351 kg [*]
エンジン|1,984cc 直列4気筒 直噴 ターボ
圧縮比|9.8 : 1
ボア×ストローク|82.5×92.8 mm
最高出力|
(GTI)165 kW(220ps)/ 4,500-6,200 rpm
(GTIパフォーマンス)169 kW(230ps)/ 4,700-6,200 rpm
最大トルク|
(GTI)350 Nm/ 1,500-4,400 rpm
(GTIパフォーマンス)350 Nm/ 1,500-4,600 rpm
トランスミッション|6段MT / 6段デュアルクラッチ(6DSG)
駆動方式|FF
タイヤ 前/後|225/45R17
ブレーキ 前/後|
(GTI)ベンチレーテッドディスク(312x25mm) / ディスク(300x12mm)
(GTIパフォーマンス)ベンチレーテッドディスク(340x30mm)/ ベンチレーテッドディスク(310x22mm)
最高速度|
(GTI)246 km/h
(GTIパフォーマンス)250km/h
0-100km/h加速|
(GTI - MT)6.5秒
(GTIパフォーマンス - MT)6.4秒
燃費(DIN値)|
(GTI - MT)6.0ℓ/100km
(GTI - DSG)6.4ℓ/100km
(GTIパフォーマンス - MT)-
(GTIパフォーマンス - DSG)6.5ℓ/100km
CO2排出量|
(GTI - MT)139 g/km
(GTI - DSG)148 g/km
(GTIパフォーマンス - MT)-
(GTIパフォーマンス - DSG)150 g/km
価格|2万8,350ユーロから
* 欧州の規定による、ドライバー68kg、荷物7kg、燃料を90パーセント積載した数値