第7世代ゴルフにふたつのコンセプトモデルが登場|Volkswagen
CAR / MOTOR SHOW
2015年1月26日

第7世代ゴルフにふたつのコンセプトモデルが登場|Volkswagen

Volkswagen Golf Blue Motion|フォルクスワーゲン ゴルフ ブルーモーション
Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI

第7世代ゴルフにふたつのコンセプトモデルが登場

2012年のパリモーターショーの一番の話題といっても過言ではない第7世代のフォルクスワーゲン「ゴルフ」。そのゴルフの公表につづき、フォルクスワーゲンは、ほぼ量産仕様の「ゴルフ ブルーモーション」と「ゴルフ GTI」を公開した。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

史上もっとも低燃費のゴルフ 「ゴルフ ブルーモーション」

1974年の初代の発売以来、世界で2,913万台を販売し、もはや、自動車業界というよりも経済界にとって、巨大な存在であるゴルフ。フォルクスワーゲン会長 マルティン・ヴィンターコルン教授は、第7世代となった新型ゴルフでは、性能向上が重量増をまねくという負のスパイラルを逆転させ、さらなるスペース、安全性、快適を実現しつつ、最大で従来比100kgの軽量化、23パーセントの燃費向上を果たしたと語る。そのゴルフにふたつの、量産を前提としたコンセプトカーがはやくも登場した。

上述のとおり、そもそも燃費にすぐれた、7代目ゴルフにくわわる、3代目となる「ゴルフ ブルーモーション」は、新開発の1.6リッターTDI(ターボディーゼル)エンジンを搭載し、3.2ℓ/100km(約31.25km/ℓ)の燃費を実現。ここからCO2排出量を計算すると、85g/kmという、5人乗りハッチバック車では驚異的な数値になる。50リットルの燃料タンクで、なんと1,562km走る計算だ。そのいっぽうで最高出力は81kW(110ps)、最高速度は202km/hを実現する見込みである。

Volkswagen Golf Blue Motion|フォルクスワーゲン ゴルフ ブルーモーション

Volkswagen Golf Blue Motion|フォルクスワーゲン ゴルフ ブルーモーション

初登場「パフォーマンスパック」により、さらに性能向上

先代が4年前のパリモーターショーでデビューした「ゴルフGTI」も、いまだコンセプトカーではあるものの、ゴルフの世代交代にあわせて、モデルチェンジ。2013年の早い時期での市場投入が見込まれている。

エンジンは従来比10psアップの最高出力162kW(220ps)を発揮する2リッターターボガソリンエンジン。さらに、史上はじめて、メーカーオプションとして「パフォーマンスパック」が設定され、その場合、最高出力は169kW(230ps)にまで向上するという。最大トルクは350Nm、0-100km/h加速は6.6秒、最高速度は246km/h。パフォーマンスパックを設定した場合、0-100km/h加速は6.5秒、最高速度は250km/hが予定される。

エンジン性能の向上にあわせて、パフォーマンスパック設定時は、ブレーキディスクサイズが16インチから17インチにグレードアップ。ブレーキキャリパーには「GTI」のロゴが入り、前輪に、ディファレンシャルロックが採用される。

この「ゴルフGTI」では、パフォーマンスパックの有無にかかわらず、エンジン スタート/ストップ システムを標準装備。トランスミッションは6段マニュアルで、燃費は6.0ℓ/100km、CO2排出量は140g/km。6段デュアルクラッチトランスミッション(DSG)もオプション設定される。

Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI

さらに、「プログレッシブ ステアリング」とよばれる、走行状況にあわせてギアレシオが変更される機構が採用されるという。

Mondial de I'Automobile 2012 Salon de Paris
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