ゴルフ7に四輪駆動追加|Volkswagen
Volkswagen Golf 4MOTION|フォルクスワーゲン ゴルフ 4モーション
ゴルフ7に四輪駆動登場
フォルクスワーゲンA.G.は、9月に発表された第7世代ゴルフの4MOTION、つまり4輪駆動のモデルをドイツ本国にて発表した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
「もっとも燃料効率の高い四輪駆動車である」
1986年に第2世代に登場されていらい、歴代のゴルフに設定されてきた4輪駆動モデルが、はやくも第7世代に追加された。今回の4MOTIONは従来型にくらべ1.4kgも軽量化された、ハルデックス製の第5世代のカップリングを採用。アキュムレーターを必要としないので俊敏に反応し、安全性とハンドリングの高さに寄与するという。
電子ディファレンシャルロックシステム「EDS」や、高速コーナリング時に内輪にブレーキをかけてハンドリングを向上させる「XDS」が標準で装備されるが、FFモデルとことなり4輪すべてを制御するのが特徴だ。トルク配分は、低負荷走行時の前輪100パーセントから、前後50:50、路面状況におうじて後輪100パーセント近くまで、フレキシブルに変更することができる。
この4MOTION、本国では最高出力105psと150psの2機種の直列4気筒ディーゼルターボエンジンと組みあわせられ、燃費は前者で4.5ℓ/100km、後者でも4.7ℓ/100kmという優れた数値をほこる。これは、最高出力140psのディーゼルターボエンジンを搭載した先代ゴルフにくらべると、最高出力を10ps向上させながら15パーセント(0.8ℓ/100km)もの燃費向上をはたしていることになる。
すべてのグレードにアイドリングストップ機構である「スタート/ストップ システム」や「ブレーキエネルギー回生システム」といったエコ機能、衝突時の自動ブレーキ機能や7個のエアバッグなど最新の安全装備も採用されている。
フォルクスワーゲンは、このゴルフ7の4MOTIONを「もっとも燃料効率の高い四輪駆動である」と自信をもってかたっており、ドイツ本国では1,800ユーロから販売される。