ファントム・シリーズII、ジュネーブでデビュー|Rolls-Royce
Rolls Royce Phantom|ロールス ロイス ファントム
ファントム・シリーズII ジュネーブでデビュー
ロールス・ロイスのフラッグシップモデル、ファントム・シリーズが全面的に改良を受け、ジュネーブ国際モーターショーでデビューする。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
動力性能を高めつつ低燃費化を実現
新生ロールス・ロイスのフラッグシップモデルとして2003年にデビューしたファントムは、世界中の高級車マーケットで好評を博し、その後グランドツアラーのファントム・クーペ、オープントップのファントム・ドロップヘッドクーペなどモデルラインナップを拡充してきた。このたび、そのファントムファミリーが全面的な改良を受けシリーズIIへと進化、ジュネーブ国際モーターショーで発表される。
今回の改良テーマについてロールス・ロイスでは、1)現代的でありながら時代を超越したデザインのさらなる追求、2)ユーザビリティとコネクティビティを向上させる最新技術の導入、3)ドライブトレインの強化、という3つの柱を掲げている。
まずデザイン面では、バンパーの意匠が変更されたと同時に、LEDヘッドライトの採用でイメージが刷新されたフロントエンドが特徴となっている。ちなみに、市販車でフルLEDヘッドライトを標準装備したのは今回のモデルがはじめてとのこと。
第2のポイントについては、あらたなるユーザーインターフェイスとなるマルチメディア・コントローラーなどが新採用された。各種情報、マップ、ビデオは、大型化された9.8インチのコントロールセンターディスプレイに表示され、同ディスプレイに備わるブックマークボタンによりさまざまな機能にアクセスすることも可能とのこと。
ドライブトレインにおいては、8段ATが新たに搭載。動力性能をさらに高めつつ、燃費は複合モードで10%向上、CO2の排出量も388g/kmから347g/kmに低減したとしている。