CAR /
IMPRESSION
2019年11月27日
大きく若返りが図られた新型トヨタ カローラに試乗|Toyota
オヤジくささを一掃するアグレッシブなイメージのセダン
ワゴンで感じた騒音面でのわずかなネガポイントを解消しているのが、次に乗ったセダンの「カローラ」だ。室内とトランクスペースが分かれていて、ロードノイズの侵入がより少ないからだ。
小型で上質なセダン、という言葉は今や死後になりつつあるが、今回のカローラで見事復活。ワゴンより後部が軽く、普通の交差点を曲がる際でもステアリング一発でボディがスッと切れ込んでいく楽しさも味わえ、完成度は高そうだ。
セダンのカローラ、といわれるとなんだかオヤジくさいイメージが想起されるが、試乗車のブラッククリスタルシャインボディとダークカラー17インチホイールの組み合わせはそれらを一掃するアグレッシブさがある。
ワゴンでは、荷室スペースのチェックに気を取られて見逃してしまったが、セダンの後部ドアを開けてみると、靴の爪先をぶつけた跡が結構残っていた。グローバルモデルより短いホイールベースに起因するわずかに狭い後席の足元スペースが引き起こした現象なのだろう。
セダンのもう一台、1.8リッターガソリンエンジン搭載車は、1つのパワートレインによる軽快な走り味が楽しめ、価格を抑えたいユーザー向けとして十分な性能を発揮してくれる。