特集|ポルシェ、再入門 -拡張するスポーツカーのDNA-
特集|ポルシェ、再入門
拡張するスポーツカーのDNA
「911」を筆頭に、「ボクスター」「ケイマン」「カイエン」「パナメーラ」、そして「マカン」と続々とファミリーを拡充していくポルシェ。だが、SUVモデルのカイエンが大ヒットして以降、ポルシェの行く末に疑問符を付けたファンも少なくない。ポルシェはもうスポーツカーメーカーではなくなったのか。その答えはもちろんノーだ。昨年は10年ぶりとなるスーパーポルシェ「918スパイダー」を発表。そして今年は、ルマン24時間レースにワークスとして14年振りに復活を果たす。このブランドに息づくスポーツカーのDNAは決して消えはしない。新型SUV「マカン」でも、レース屋が仕立てたクルマに相応しい素性の高さをまざまざと見せつける現代のポルシェ。その魅力について再考したい。
Feature Story
Porsche 911 Targa
新生911タルガを試乗する
ポルシェ「911」のなかで、もっとも優雅で贅沢なモデル。それが「タルガ」だ。最新モデルは、ルーフの開閉システムを一新。アドリア海に面したイタリア南部の街を舞台に、九島辰也氏がオープンエアモータリングを楽しむ。
Porsche 918 Spyder
10年ぶりのスーパー ポルシェ
前作「カレラGT」から10年を経て登場した、ポルシェ新世代のスーパーハイブリッド スポーツ「918 スパイダー」。限定918台、ポルシェのレーシング スピリットがタップリ注ぎ込まれた新型マシンを河村康彦氏が試乗する。
Porsche Macan
ポルシェ第2のSUV、マカンに試乗
ポルシェが「カイエン」につづくSUVとして、市場に投入する「マカン」。よりコンパクトで、よりスポーティーなルックスを手に入れたニューマシンの実力を知るべく、ドイツ・ライプツィヒで試乗した。
Porsche 911 Turbo S(Type 991)
ポルシェ、4WD×ターボの法則(前編)
ハイパワーモデルの看板として綿々と開発が続けられる“ターボ”と“4WD”という、キーテクノロジーを軸に、最新2モデルをフィーチャー。前編では、4ドアスポーツサルーン「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」をテストドライブ。
Porsche 911 Turbo S(Type 991)
ポルシェ、4WD×ターボの法則(後編)
「911」のフラッグシップといえば、ターボと4WDを組み合わせた「911 ターボ」であることはまちがいない。だが正確を期せば、よりハイパフォーマンスな「ターボS」こそ頂点に君臨するモデルだ。現代ポルシェの魅力に迫る。
ポルシェのコンパクトSUV「マカン」。このクルマは、SUVのカテゴリーにありながら、純血の“ポルシェ”であると謳う。その真意を確かめるべく大谷達也氏がドイツまで赴き、詳しい話をたずね、そして体感した。
ポルシェ「911」誕生から50年。水平対向6気筒エンジンをリアに搭載した2ドアクーペというレイアウトはそのままに、時代をリードしつづけるスポーツカーだ。開発者インタビューなどを交えた、充実の特集をお届け。
Car Impression
Porsche 911 GT3
ポルシェ 911 GT3 に試乗
最強、もしくは最速! といったタイトルでは、その座をターボへ譲る事になる。が、“もっとも刺激的な911”となれば、その支持率は俄然アップするにちがいない。それが“もっともサーキットに近い911”「GT3」のキャラクターだ。
Porsche Panamera
パナメーラに至るポルシェの夢
ポルシェ「パナメーラ」が大きな変更を受け、上海でデビュー。「パナメーラ S」および「4S」はダウンサイジングを果たし、ハイブリッドモデルはエンジンこそキャリーオーバーだが、電動部分が大幅に強化された。
パワートレイン、ボディ、デザイン……。全方位的な質感を向上させ、2代目へと進化を遂げた「ケイマン」を富士山麓で試乗する。911に肉薄するスポーツカーとしての資質の高さは、もはや廉価版でもなければ代用品でもない。