アウディ新型R8、ヘッドライトを公開|Audi
Audi R8|アウディ R8
アウディ新型R8、その片鱗を見せる第1弾
アウディは、まもなく登場する新型「R8」のティーザーを開始した。その技術的ハイライト第一弾として公開されたのは、LEDを採用するヘッドライトだ。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
オプションでレーザーハイビームも搭載可能
アウディは、まもなく登場する新型「R8」のヴェールをまとったシルエットと、ヘッドライトを公開した。
初代R8はエンジンをミドにマウントしたアウディのフラッグシップスポーツモデルとして2006年のパリモーターショーでデビュー、翌年には日本でも販売が開始されている。以降、大きなマイナーチェンジやオープンモデル「R8スパイダー」の追加などを経てきたが、昨年、テクノロジーを共有するランボルギーニ「ガヤルド」が後継モデル「ウラカン」へとバトンタッチしたことで、R8も新型への期待が高まっていた。
新型R8ティーザー第一弾として発表されたのは、37個ものLEDを使用したヘッドライト。さらにオプションとして、ル・マン24時間で活躍した「R18 eトロン クワトロ」や、現行R8の限定モデルとして登場した「R8 LMX」でも採用されているレーザーハイビームを装着することもできるという。
このレーザーハイビームは青い光を発する4つの高輝度ダイオードを1つのモジュールとして、コンバーターで白い光に変換して照射するというもの。LEDハイビームの2倍の照射範囲を誇り、高速走行時により遠くを見通せるようになり、安全性向上に寄与する。
公開された写真からは、上下に薄いヘッドライトユニットと、その上辺を囲むように存在するデイタイムランニングライトがいままでにないデザインを見せる。また、ライト下の大型エアインテークは、これまでの横フィンタイプから、2013年のフランクフルトモーターショーで発表された「スポーツ クワトロ コンセプト」で見せた、縦型のフィンになっているのも目をひく。
アウディでは明言していないものの、そのデビューは早ければ3月のジュネーブモーターショーと予想される新型「R8」。今後もその動向に注目したい。