R8スパイダーの限定バージョン「R8 GT スパイダー」|Audi
Audi R8 GT Spyder|アウディ R8 GT スパイダー
R8スパイダーの限定バージョン「R8 GT スパイダー」日本登場
アウディ ジャパンは22日、オープントップの高性能スポーツ「R8 スパイダー」の限定生産バージョンである、「R8 GT スパイダー」の販売を発表した。世界333台限定のハンドメイドモデルであり、日本への割り当てはわずか10台。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
Photographs by KOGAHARA Mitomu
&Audi Japan
レースは技術の実験場
2012年3月22日、アウディ ジャパンは東京、新木場の特設会場でアウディスポーツ、国内カスタマーレーシング活動計画、そして「アウディ R8 GT スパイダー」の発表会をおこなった。
同社の代表取締役社長 大喜多 寛氏は「レースは技術の実験場」であり、レースでつちかった技術を市販車へと投入することで、アウディの理念である「技術による先進」は支えられているとスピーチ。その例として、いずれもモータースポーツに由来する、4輪駆動システム「クワトロ」、燃料直噴技術、ディーゼルエンジン、そして直近ではディーゼルハイブリッドのe-tronのいち早い市販車への投入を紹介した。
つづいて、アウディ ジャパンの、「モータースポーツをもっと盛り上げたい」というおもいが語られ、「R8」ベースのGT3カー、「R8 LMS」と、リアウイングの大型化や、ドアの軽量化、冷却能力の向上を果たした2012年モデル「R8 LMS Ultra」で「GT300クラス」に参戦する3チームが登場した。
R8 GT スパイダー発表
そして、その3チームのひとつ、「Hitotsuyama Racing」からスーパーGT初の外国人女性ドライバーとして参戦するシンディ・アレマン選手のドライビングで登場したのが、「R8 GT スパイダー」。オープントップの「R8スパイダー」をベースに、フロントスポイラー、カナード、リアスポイラー、ドアミラーなどにカーボンを多用することで、85kgの軽量化を実現した特殊モデルだ。
ミッドシップに搭載されたドライサンプ式5.2リッターV10 DOHC FSIエンジンには、さらなるチューニングがくわわり、最高出力で26kW向上の412kW(560ps)、最大トルクで10Nm向上の540Nm/6,500rpmの性能を発揮する。
駆動方式はフルタイム4WDである「クワトロ」。ローンチコントロール機能を備え、シーケンシャル マニュアルトランスミッションの6段Rトロニックとあいまって、0-100km/h加速はR8スパイダー4.1秒に対して3.8秒、最高速度は同313km/hに対して317km/hに達している。
足まわりではサスペンションにGT専用のよりレートの高いダンパーとスプリングを装備。車高は標準よりも約10cm低くなり、さらにダイレクトなステアリングフィールを実現しているとされる。ブレーキにもスチール製のものにくらべて軽量なカーボンファイバーセラミックディスクを標準装備。赤いキャリパーはアルマイト加工がほどこされたGT専用のものだ。
制御系統では横滑りを防止するESP(エレクトロニック スタビリゼーション プログラム)に専用のチューニングがほどこされている。スポーツ走行時にはオーバーステアを実現するスポーツモードの選択やESPのキャンセルも可能だ。
インテリアでは各所にGT専用エンブレムが配されるほか、シフトノブにシリアルナンバーが刻まれる。
R8 GT同様、ハンドメイドで333台の限定生産となるR8 GT スパイダー。日本への割り当ては10台。すでに予約が入っており、残りはわずかとのこと。価格は3,064万円だ。