世界限定99台の特別なアウディR8、日本でも販売|Audi
Audi R8 LMX|アウディ R8 LMX
世界限定99台の特別なアウディR8、日本でも販売
アウディ ジャパンは、フラッグシップスポーツモデル「R8」をベースにした、世界で99台のみ販売される特別限定モデル「R8 LMX」を日本にも導入すると発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
レーザーライトテクノロジーを採用
アウディ ジャパンが導入するのは、「R8」にル・マン24時間耐久レースのマシンにも採用される最新技術を搭載したアウディ「R8 LMX」。既報のとおり、世界限定99台のうち、6台が日本で販売される。
アウディR8 LMXは、5.2リッターV10エンジンを搭載し、最高出力419kW(570ps)、最大トルク540Nmを発揮。7段Sトロニックを介して四輪を駆動し、0-100km/h加速は、現行の「R8 5.2FSIクワトロ」を0.2秒上まわる、3.4秒を誇る。最高速度は320km/hだ。
アウディR8 LMXの最大の特徴は、そのヘッドライトに、ル・マンをはじめとするWEC(世界耐久レース選手権)で活躍するアウディ「R18 e-tron クワトロ」を支える最新技術、「レーザービームテクノロジー」を採用しているところにある。
この技術は名前のとおり、ヘッドライトユニット内にレーザーモジュールを内蔵しており、LEDの2倍の範囲を照射する。このモジュール内にはわずか300ミクロンのハイパワーレーザーダイオードが4個そなわり、波長450nmの青いレーザーを照射。蛍光体コンバーターでこれを、人間の眼がもっとも疲れにくいとされる、色温度5,500ケルビンに変換して路面を照射するというもの。
車両が60km/h以上になるとレーザースポットがハイビームを補完。また、カメラで周囲を監視し、対向車や前走車がいれば自動的にライトを制御する機能もそなわる。
R8 LMXは世界中でわずか99台しかつくられない特別なモデルで、日本へはそのうち6台が導入される。消費税込みの価格は2,905万円。10月11日と12日には、富士スピードウェイで開催されるWEC第6戦の会場において、国内初披露される予定だ。
アウディコミュニケーションセンター