THREE|フードアーティスト 諏訪綾子さんが語る、「ハンド & アーム クリーム AC」の魅力
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2015年4月21日

THREE|フードアーティスト 諏訪綾子さんが語る、「ハンド & アーム クリーム AC」の魅力

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フードアーティスト 諏訪綾子さんが語る

五感に響く植物の力(1)

いわゆる“料理人”ではない。諏訪綾子さんは、「フードクリエイション」という、あたらしい食の概念を提唱するアーティストだ。世界各国で驚きを与え、絶賛されている彼女のパフォーマンスは、国内においても、レストランではなく美術館などのアートスペースで開催されている。「子どものころ、野山で木の枝から実をもいでかじっていた」という諏訪さんは、“食べる”という行為の根本を追求し、体験者の本能にインスピレーションを与える作品を発信しつづけている。

文=小林由佳写真=JAMANDFIX


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食べるという行為を、本能的にとらえるためのフードパフォーマンス

白いクロスの長いバンケットテーブル。着席したゲストに、幻想的なコスチュームに身を包んだスタッフがフードを運びはじめるところから、諏訪さんのフードパフォーマンスはスタートする。会場は、「料理」のために演出を凝らしたレストランではなく、むしろゲストが卓上にしか集中できないような、シンプルな空間。「咀嚼して飲み込めば口の中から消えてしまう食べもののように、この空間も、パフォーマンスが終われば消えてしまいます」。これが諏訪さんのフードパフォーマンス「ゲリラレストラン」の名前の所以だ。

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美術大学で広告やデザインを学び、コマーシャルをつうじて人びとにテーマを伝えることに興味を抱いた、という諏訪さん。自身のパフォーマンス活動のほかにも、企業のイベントやパーティで、フードパフォーマンスを活かした空間プロデュースを手がけている。彼女が掲げる「そのコンセプト、胃まで届けます」というコピーは、たんなるニュアンスだけのキャッチコピーではない。

「ゲストをもてなすためだけのフードではなく、主宰者がゲストに訴求したいコンセプトを、“食べる”という行為で体感してもらうためのパフォーマンスをしています。その日その場所でしか成立しない特別な食の表現です」

五感を使って体感する“食べる”ことには、おいしいか否か以上の発見がある

自分が創作するフードは、いわゆる“グルメ”ではないと諏訪さんは言う。

「私は料理人ではありません。食を使った表現方法で、人びとになにかを伝えたいと思っています。これを“フードクリエイション”と称しています。従来の、いわゆる食事というものは、基本的には味の良し悪しや空腹を満たすこと、または栄養源としてどうかという評価が中心となりますよね。でも、五感を研ぎ澄まして食べることで、もっと本能的に感じられるものがあると思うんです。おいしいと感じるときにも嗅覚や視覚的な要素はふくまれますが、五感をフルに使って体感する“食べる”ことには、おいしいか否かだけではない発見があると考えています」

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作品をつうじて彼女が伝えたいメッセージは、言葉の理解ではなく、体感してもらうことで共鳴を求めている。表層的な美しさばかりを追い求めず、内側からの美しさを呼び醒まそうとはたらきかけるTHREEのコンセプトと相通ずるところだ。


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五感に響く植物の力(2)


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好奇心を掻き立てる、小さな実に秘められた“宇宙”

食べものにはたんなる食欲を満たす以上の可能性があると言う諏訪さんは、果実としての野菜や果物への関心が高い。

「たとえば絵画にとっての画材、それが私にとっての食材なのでしょうか。そのなかでも、植物の繁殖戦略としての果実である野菜や果物は、存在そのものが、誘惑や挑発に満ちています。色、かたち、匂い、舌触り、種をとりまく世界は、青い実の段階からはじまり、やがて熟したり枯れたりして地面に落ちるまでのあいだに、じつにさまざまな変貌を遂げていきます。それから、種を遠くに運んでもらうために、虫や動物を誘惑する香りや色を出す。それはもう、まるで小さなひとつの実のなかに宇宙を見ているようで、生命力のダイナミズムを感じられるところが楽しいんです」

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そう言うと、手にしたアケビを半分に割り、鼻を近づけ、香りをたしかめる。幼いころは、野山で遊びながら、木からもいだアケビを食べていたとか。

「海外にはアケビを知らないひともいて、この強烈な紫色と、半透明の種とギッシリつまった果肉に驚かれます。ひとって見たことのないもの、わからないものに対しては、反射的に警戒して、出しても口にすることを躊躇するんですね。でも、それもまた本能的な反応だと思います。知らないものへの畏怖。非常に原始的な反応でしょう? 同時に知らないものへは好奇心も掻き立てられますから、私は、食べていただく前からあれこれ説明するようなことはしません。目の前に出された食べものを見たゲストに、“これはなんですか?”って、口にする前に聞かれることは多いのですが、そんなときは、まずは想像で味わって、と言うんです(笑)」

日々のマインドチェンジにも欠かせない、ハンド&アームケア

このアケビをはじめ、諏訪さんが創作するフードには、野菜や果物がフレッシュなまま使われることが多い。水を扱うことが多く、そのために、普通のひと以上にハンドケアに気をつけているという彼女は、普段からハンドケア用に2種類のクリームを持ち歩いているそう。

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「ひとつは、とにかく保湿重視で選んでいます。制作のあとやお風呂あがりに使い、とにかく手がガサガサにならないように。もうひとつは、ブレイクタイムやカフェに入ったときなど、ふとした瞬間に使えるものとして、香りで気分もリフレッシュできるクリームです。ハンドケアって、気分を変えるのにすごく手軽な方法ですよね。そこに香りがあり、その香りが心地よければなおさらです」。THREEのハンド & アーム クリーム ACは、つけた瞬間、その香りの上質さに気づいたそう。

「いい精油をブレンドしている、心地よい香りのよさがファーストインプレッションでしたね。スキンケアは心地よさがなければつづきませんから、これはいいと思いました。浸透も早く、保湿とリフレッシュというふたつの目的をそなえていると思います。ハンドクリームって、役割が明確であるだけに、機能性は追求したいもの。

そういう意味では、THREEのハンド & アーム クリーム ACはパッケージも機能的でイメージの洗練されたデザインですね。でも、いちばんの発見はアームケアだったんです。パッケージにある“ハンド & アーム……” というネーミングには、新鮮さを感じました。たしかにアームケアも必要かもしれないと気づき、そして実際に使ってみると、なるほど、たしかに手はここまで使っているんだと実感しました。アームにまで気をつけるようになると、より感覚が研ぎすまされる気がします」

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マッサージをすることでリラックス効果も高めるハンドトリートメントは、脳の活性化を促し、自律神経のバランスを保つことにもつながっている。香りのリフレッシュ効果にプラス、ハンドトリートメントは気分転換のひとつとしてもお薦めである。


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五感に響く植物の力(3)


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フレッシュな植物の力こそ、五感にダイレクトに響く

本能的に、五感で食べものを味わってもらいたいという諏訪さんは、まずコンセプトやストーリーを考え、そしてそれを表現する食材を考える。知らない食材に出会えばそれに詳しいひとを探して調理法を聞き、と同時に、従来の調理法にこだわることもない。

「フレッシュな食材のもっている可能性を見極めて引き出すようにしています。その食材に力があれば、それが五感にダイレクトに響きますから」──THREEのハンド & アーム クリーム ACも、素材の鮮度と特性を余すことなく活かしているという点では、諏訪さんの概念とつうずるところがある。

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『後をひく悔しさと さらに怒りさえもこみ上げるテイスト』

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『恐ろしさと不安がゆっくりと混じり合うテイスト』

「本能的な欲望や好奇心はだれもがもっているもの。私はそれを、食べものや食べる行為をとおして掻き立てることができたらと思っています。「感覚で味わう感情のテイスト」はそのひとつとして、普段は眠っているかもしれない感覚を総動員して味わう体験をしてもらうための食べものなんです」

原始的な反応を呼び起こす、料理のあたらしいあり方

諏訪さんが「ゲリラレストラン」をスタートさせてから3年。「感覚で味わう感情のテイスト」と名づけられた作品をコースであじわうパフォーマンス、それは喜怒哀楽がテーマだ。

「“食べる”という行為は、とても動物的で原始的なことです。そして、食べもののビジュアル、におい、どんなふうに運ばれてくるか、空間などの状況もすべてふくめて、“食べたい”という衝動に直結するならば、その五感すべてを刺激する食べものというのは、ひとの好奇心や欲望を進化させることにつながると思うんです」

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いろいろな国で「ゲリラレストラン」を開催してみると、その反応は国ごとでまったく異なると諏訪さんは言う。

「海外では、「感情のテイスト」を体験した方たちから、日本にはこんなにも細やかな種類の感情表現があるのかと、よく驚かれます。これは繊細な感覚をもつ日本人ならではのものなのかもしれません。このハンドクリームも、洗練された感性をもつ日本人には納得できるものではないでしょうか。日本人の根幹に響くような気がします」

──ありがとうございました。

諏訪綾子|SUWA Ayako

諏訪綾子|SUWA Ayako
1976年石川県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、2006年よりfood creation の活動を開始、主宰を務める。08年金沢21世紀美術館にて初の個展「食欲のデザイン展 感覚であじわう感情のテイスト」を開催。同時期に伊勢丹新宿本店地下食品フロアにて同コンセプトのパフォーマンスを実施し、食とアートの各領域から評価を得る。以降コンセプチュアルな食「コンセプトフード」というスタイルを確立し、企業やブランドとのコラボレーションイベント、商品開発などをおこなう。一方で表現活動としてパフォーマンス「ゲリラレストラン」を国内外で開催。食べ物を感覚的コミュニケーションの究極の素材として扱い、美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない、あらたな食の価値を提案している。


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