日産「GT-R」に2013年モデル登場|NISSAN
NISSAN GT-R|日産 GT-R
日産最強のスーパーカーが2013年モデルに進化
日産自動車は同社が製造するスポーツカーである「NISSAN GT-R」をマイナーチェンジ、2013年モデルに進化させ、11月19日より販売を開始すると発表した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
数字にあらわれないところの確実な進化
日本を代表するスポーツカーである「NISSAN GT-R」が2013年モデルに進化する。2011年モデル、2012年モデルへの進化を経験してきたGT-Rにとって今回の進化もまた「正常進化」ということだろう。やはり走りに特化したモデルなだけに、当然のように動力性能のレベルアップがおこなわれた。
まず、より精緻な燃料噴射量の制御が可能な高出力用インジェクターを採用。そして、ターボチャージャー部の過給バイパスに、あらたにオリフィス(空気流量を測定する装置)を追加、過給流量を測定することで過給機の圧力を制御し、高回転域での加速を持続できるようにした。これらはスペックに数字としてはでてこないが、フィーリングやレスポンスに変化があらわれているということだ。
また、オイルパンにバッフルプレートを追加し、急激な横Gにたいしてもオイルパン内のオイルの揺れや偏りを抑制、サーキットなどでの激しいスポーツ走行時も安定した油圧の確保を実現しているという。
進化はエンジンのみではない。
シャシーやボディに目を向けると、ここでも進化が見てとれる。サスペンションやショックアブソーバー、フロントスタビライザーなどは仕様が変更され、また、ダッシュパネルバーやインストメンバー部に補強を追加するなど、ボディ剛性もさらに高められた。
あわせてインテリアにも小変更をうけ、質感をあげているのと同時に、「Black edition」、「Premium edition」ではバックビューモニターが標準装備になっている。
NISSAN GT-R Pure edition|日産 GT-R ピュアエディション
ボディサイズ|全長4,670×全幅1,895×全高1,370mm
ホイールベース|2,780mm
車輛重量|1,730kg
エンジン|3.8リッターV型6気筒ツインターボ
トランスミッション|6段デュアルクラッチ式トランスミッション
最高出力|404kW(550ps)/6,400rpm
最大トルク|632Nm(64.5kgm)/3,200-5,800rpm
燃費(JC08モード)|8.7km/ℓ
CO2排出量|267g/km
価格|869万4,000円