パナメーラのシューティングブレークモデル「スポーツ ツーリズモ」発表|Porsche
Porsche Panamera Sport Turismo|ポルシェ パナメーラ スポーツ ツーリズモ
パナメーラのシューティングブレークモデルが登場
ポルシェは「パナメーラ」にシューティングブレーク スタイルの新しいボディバリエーション「スポーツ ツーリズモ」を追加。3月7日より開催されるジュネーブモーターショーにおいてワールドプレミアを行うと発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
電動リアスポイラーを装備
パナメーラ スポーツ ツーリズモは、昨年登場したばかりの新型パナメーラをベースに、Bピラー以降のルーフを伸長しリアを拡大してラゲッジスペースを確保したモデルだ。ボディサイズは、全長5,049×全幅1,937×全高1,428mm、ホイールベースは2,950mmと、新型パナメーラとほぼ同一。ホイールは21インチまで対応する。
特徴的なルーフ後端にあるリアスポイラーは、速度や走行モードにより電動で3段階に角度が調整され、最大で50kgのダウンフォースをリアアクスルに与える。
拡大したスペースを活かし、乗車定員はパナメーラの4名に対し、リア中央にミニマムな座席を配置した4+1とする。これはパナメーラのように4名乗車にすることも可能だ。
リア開口部は、最大で高さ628mmの出し入れを可能とし、容積はパナメーラよりも20リッター増の520リッター、荷室から電動で操作可能な40:20:40の3分割シートをすべて倒せば最大で1,390リッターの空間が出現する。
パナメーラ スポーツ ツーリズモは4WDモデルのみが用意され、パワートレーン別の展開はパナメーラに準ずる。すなわち「パナメーラ 4 スポーツ ツーリズモ」「パナメーラ 4 eハイブリッド スポーツ ツーリズモ」「パナメーラ 4S スポーツツーリズモ」「パナメーラ 4S ディーゼル スポーツ ツーリズモ」「パナメーラ ターボ スポーツ ツーリズモ」の5機種となる。
あわせて、ポルシェ アドバンスド コックピット、ドライバーアシスタンスシステムのポルシェ イノドライブ、リアアクスルステアリング、ポルシェ ダイナミック シャシー コントロール(PDCC Sport)、パワートレーンなど、基本的な装備もパナメーラにならったものだ。
また、これに加えて、電子制御のマルチプレート クラッチによる4WDシステム、ポルシェ トラクション マネージメント(PTM)を標準で搭載。Sモデルではアダプティブ エア サスペンションも標準装備となる。
欧州では3月2日よりオーダー受付を開始、デリバリーは10月7日からとなっている。価格は97,557ユーロから158,604ユーロまで。