監督は『イル・ポスティーノ』のマイケル・ラフォード

『アパートの鍵貸します』（1960年）や『あなただけ今晩は』（1963年）などで知られる大女優シャーリー・マクレーンが、スクリーンデビューしてから今年で60周年。そんなアニバーサリー・イヤーを祝うべく、彼女がかわいらしい“おばあちゃん”に扮した『トレヴィの泉で二度目の恋を』が日本でも公開される。

メガホンを取ったのは、アカデミー賞監督賞など5部門にノミネートした『イル・ポスティーノ』（1994年）や、『情熱のピアニズム』（2011年）などで知られるマイケル・ラフォード監督。

相手役の不愛想な老人フレッドを演じたのは、『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐をはじめ、近年では『人生はビギナーズ』などで知られる名優クリストファー・プラマー。このほかにもオスカー女優のマーシャ・ゲイ・ハーデンやクリス・ノースといった、個性的な実力派の俳優陣が脇を固めている。

いつしか気になる存在となっていくエルサとフレッド

長年連れ添った妻を亡くしたフレッドは娘のすすめで一軒家を引き払い、アパートに引っ越すことに。隣の部屋には、少し変わり者で自由気ままなエルサが一人暮らしをしていた。

引っ越し当日にエルサがフレッドの娘夫婦のクルマに傷をつけてしまったことを機に、陽気でおしゃべり好きなエルサと不器用で無口なフレッドが出会い、厄介な存在からいつしか互いに気になりはじめるふたり。

映画『甘い生活』のマストロヤンニとアニタ・エクバーグのように、トレヴィの泉に行くことを長年夢見て人生を楽しんでいるエルサは、いつしかフレッドの心に入り込むように。しかし、実はエルサは大きな秘密を抱えていた。そして彼らの恋も終わろうとしていたそのとき、フレッドはある決心をする。

いくつになっても人は恋をする、という誰もが共感するときめき。往年のアカデミー賞俳優ふたりが送る、心温まるラブストーリーの行方を見守りたい。

『トレヴィの泉で二度目の恋を』

1月31日（土）より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

監督│マイケル・ラフォード

出演│シャーリー・マクレーン、クリストファー・プラマー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリス・ノース

配給│アルバトロス・フィルム

2014年/アメリカ/97分

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