3月11日(日)、読者を招いたチャリティランニングを開催
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2015年4月20日

3月11日(日)、読者を招いたチャリティランニングを開催

3月11日(日)、読者を招いたチャリティランニングを開催

Run for Children Tohoku in adidas RUNBASE

3月11日(日)、DJ 松浦俊夫さんの呼びかけのもと、東京・永田町にあるアディダスの運営するランニング施設『ランベース』にて、読者を招いたチャリティランニングを開催。東北の地への想いを胸に、走った。

Text by FUJITA Mayu(OPENERS)Photographs by SUZUKI Kenta

“311”を胸に、想いをひとつに走ろう

2011年3月11日(金)14時46分。忘れもしないあの日から、1年が経った2012年3月11日(日)。「Run for Children Tohoku in adidas RUNBASE」と題し、DJ松浦俊夫さんの呼びかけのもと、読者を招いたチャリティランニングを開催。被災した東北の子どもたちへの支援活動をつづける「ハタチ基金」への寄付を呼びかけた。

Run for Children Tohoku in adidas RUNBASE 03

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当日は心配されていた天候も予報を覆し、厚い雲間から青空がのぞいた。日差しが柔らかい昼下がり、『アディダス ランベース』入口に設置された受付カウンターにはぞくぞくと参加者が集まりはじめた。参加費2000円を支払い、受付を済ませた参加者には、この日のために松浦さんがデザインを手がけ、アディダスが制作した特製Tシャツがお土産に配られた。ゼッケンに見立てたデザイン、番号は“20120311”。“311”という文字を胸に、想いをひとつに走ろうというメッセージが込められている。

14時46分、黙祷──いざ、皇居ランへ

14時、集まった参加者に対し松浦さんは参加への感謝を述べるとともに、ときおり談話を交えつつ、東京マラソンの感想や、被災地への想いについて語った。また、被災地での式典のため参加がかなわなかった、ハタチ基金代表 今村久美さんがビデオメッセージとともに、子どもたちの写真を届けてくれた。「復興というにはほど遠い」──今村さんの語る言葉のひとつひとつに静かに耳を傾ける参加者。それぞれに想いを巡らせたことだろう。そして迎えた14時46分、全員で黙祷を捧げ、想いをひとつに皇居ランへと向かった。

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5キロ走チーム、10キロ走チームに別れ、それぞれのペースでラン。5キロチームにはアディダスランニングチームが、10キロチームは松浦さんが先導を引き受けた。集団でスタートしたとはいえ、それぞれのペースがある、それがマラソンだ。そんななか、アディダスチームはチームの最後尾を走り、最後のランナーを励まし、松浦さんは先導としてチームを引っ張りつつ、時折後ろ振り返り、遅れているランナーがいれば自身のペースを落として声をかけるなど、何度も列を行き来したという。

子どもたちの未来につづく確かな一歩

5キロ、10キロを走り終え、ランベースへ戻ってきた参加者の晴れやかな笑顔、“おつかれさま”と声をかけあう姿が清々しい。この日、参加者からいただいた参加費や寄付、イベント趣旨に賛同したランベース利用者から寄せられた寄付は全部で11万100円。被災地に心を寄せ、私たちに預けてくれた大事なお金は、全額JustGiving Japanをとおして「ハタチ基金」へ寄付された。5キロ、10キロ走ったところで被災地へはとうてい辿り着かないだろう。でも確かに道はつながっていて、走った分だけ距離は縮められる。おなじように、この日集まったお金も子どもたちの未来に確かにつながっていくのだ。

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人生はよくマラソンに例えられる。復興への道のりもまた、マラソンに似ているかもしれない。果ての見えない長い道のりも、一人で走るのではなくペースを合わせ、ともにゴールを目指してくれる誰かがいれば心強い。復興というゴールを目指し、ともに走りつづけていこう──気持ちをひとつに声を掛け合い、笑顔を交わして走った時間に、想いをあらたにする、1年の節目の日となった。

adidas RUNBASE
東京都千代田区平河町2丁目16-1 平河町森タワー1F
営業時間|平日 7:00~22:30/土日祝 7:00~19:00
料金|ビジター:700円
回数券:5000円(10枚/6ヵ月)
シューズレンタル:100円
ウェアレンタル:一式 500円/一点 300円
タオルレンタル:小 100円/大 200円

adidas RUNBASE
Tel. 03-3261-9980
http://adidas.jp/running/runbase/


走ることで東北の子どもたちを応援します!

私、松浦俊夫はこのたびJustGivingJapanをつうじて、東日本大震災による被災孤児および被災地の子どもたちが苦難を乗り越え、これからの社会に羽ばたくために心のケア、生活や学習支援を継続的におこなっている『ハタチ基金(日本財団)』への寄付を集めるために、“Run For Children Tohoku" と題し、去る2月26日(日)に開催された「東京マラソン2012」でフルマラソンに初チャレンジしました。

おかげさまで4時間25分というタイムで完走することができました。ご声援ありがとうございました。皆さんからお預かりした大切なお金は、東北の子どもたちの未来のために役立つよう、きちんと届けます。また、東京マラソンは終了しましたが、プロジェクトはこれからも継続していきます。

これからも応援よろしくお願いします。

松浦俊夫

           
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