EAT|フランスの美食文化を祝う祭典「グード・フランス」が3月19日(木)に世界同時開催
EAT|アラン・デュカス氏が提唱するフランスの美食文化を祝う祭典
「グード・フランス」が3月19日(木)に世界同時開催
フランスを代表する名シェフ、アラン・デュカス氏らの呼びかけにより、フランスの美食文化を祝うイベント「グード・フランス」が実現。世界各地のレストランで3月19日(木)に同時開催される。
Text by WATANABE Reiko(OPENERS)
日本では「オテル・ド・ミクニ」など61のフランス料理店が参加
シェフのアラン・デュカス氏とフランス外務・国際開発省の提唱により、3月19日(木)に世界各地で実施される美食の祭典「グード・フランス」。
この「グード・フランス」とは、フランス料理界の祖と言われる料理人・オーギュスト・エスコフィエが1912年に発案した、「エピクロスの晩餐会」(同一メニューを同じ日に世界各地で楽しむ行事)に着想を得て、「Goût de France (フランスの味覚)」と「Good France(上質なフランス)」の語呂を掛け合せて名付けられたもの。
記念すべき第1回目となる本イベントには、全世界で1300軒以上のレストランが参加。ポール・ボキューズ(フランス)をはじめ、レイモン・ブラン(イギリス)、トーマス・ケラー(アメリカ)、三國清三(日本)、ポール・ペレ(中国)、ジョエル・ロブション(フランス)、ナディア・サンティー ニ(イタリア)、ギ・サヴォワ(フランス)など、そうそうたるシェフが名を連ね、自国の料理の伝統や文化を自由に取り入れながら、いまの時代にふさわしい革新的なフランス料理の提案をおこなう。
ここ日本でもビストロから高級店に至るまで、「グード・フランス」の理念に賛同した全国各地の61のレストランが、この日のために特別メニューを用意。食前酒にはじまり、前菜から魚、肉料理はもちろん、チーズにデザート、そして食後酒まで、伝統的なフランス料理のフルコースをベースに、地元産の旬の新鮮な食材を使った料理が楽しめる。
なお、世界各国の参加レストランの情報は、「グード・フランス」公式サイト(仏語・英語)で検索が可能。日本の参加レストラン一覧は、観光開発機構の日本語公式サイトにも掲載されている。
世界各地の美食仲間とおなじ時を分かち合い、食を通じてフランス文化に触れることができる、歴史的な1日になりそうだ。