EAT│「レストラン アイ」が「KEISUKE MATSUSHIMA」へ改名
EAT│フランス革命記念日にフランス・ニースの店とおなじ店名に
松嶋啓介氏率いる「レストラン アイ」が「KEISUKE MATSUSHIMA」へ変更
28歳の若さでミシュランの星を獲得した松嶋啓介氏が2009年、神宮前にオープンした「レストラン アイ」。フランス革命記念日となる7月14日に店名を「KEISUKE MATSUSHIMA」へと変更した。松嶋氏が2002年にフランス・ニースにオープンしたレストランとおなじ名前を冠した店は、ニースを時差なく感じられ、素朴なラグジュアリーを味わえるレストランへと変貌を遂げる。
Text by YANAKA Tomomi
フランス企業であるという意味を込めて「FRANCE」の文字も
松嶋啓介氏は、自身の25歳の誕生日である2002年12月20日に、フランス・ニースにレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」を開店。日本人の繊細な感性や価値観を表現し、2006年には外国人シェフとして最年少でミシュラン一ツ星に輝いて以来、9年連続で星を獲得。さらにはフランス文化通信省から芸術文化勲章シュヴァリエを贈られるなど、日仏を股にかけて活躍する。
2009年には凱旋を果たし、神宮前に「レストラン アイ」をオープン。日本の食通をも唸らせてきた。そして、5年目となる今年、フランス料理の本場で評価されてきた実績を東京の人たちに伝えるとともに、ニースと東京をつなぎたいという想いから「KEISUKE MATSUSHIMA」へと店名を変えることとなった。また「KEISUKE MATSUSHIMA FRANCE」はフランス企業であるという意味を込めて、「FRANCE」の文字も盛り込まれた。
フランスの伝統的な味、そして風光明媚で食材豊富なニースに継承された味を日本人の感性、日本人のフィルターをとおして現代の人たちの口に合うように、コンテンポラリーに料理を表現してきた松嶋氏。コンセプトを一新した東京の「KEISUKE MATSUSHIMA」でも松嶋氏が生み出す、ニースの味、空気を五感をもって体感したい。