ヴーヴ・クリコ「ローズラベル」誕生200周年|Veuve Clicquot
Veuve Clicquot|ヴーヴ・クリコ
初のブレンド法を用いたロゼ シャンパーニュ
ヴーヴ・クリコのアイコニックなロゼ シャンパーニュ「ローズラベル」が誕生から200周年を迎えた。マダム・クリコの大胆な創造と決断によって生まれた一本だ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
マダム・クリコの革新と決断
ヴーヴ・クリコを革新的なアイディアと断端な手腕で大きな飛躍へと導き、その礎を築いたマダム・クリコ。
今から200年前の1818年、マダム・クリコによって史上初のブランド法を用いたロゼ シャンパーニュとして「ヴーヴ・クリコ ローズラベル」が誕生した。
当時、ロゼ シャンパーニュは、エルダーベリーの抽出物を混ぜる着色法により製造されていたが、マダム・クリコはこれに満足しなかった。高い品質を保つために不可欠な味わい、香り、色彩について、革新的なビジョンを抱いていたマダム・クリコはこのように書き記している。「我々のワインは口も目も喜ばせるものでなくてはならない」。
そこで、マダム・クリコが最も気に入っていた、シャンパーニュ地方「ブジ―」の赤ワイン用ブドウから、丁寧に赤ワインを製造し、この赤ワインをブレンドするという着想を得た。才能あふれる創造力と大胆な決断力により、「ローズラベル」は誕生したのだった。
現在も1818年当時と同じく、メゾンのサヴォアフェール(匠の技、天賦の才)を象徴するボトルとして親しまれている。口に含むと、新鮮なベリー類やチェリーのアロマに続き、ドライフルーツやウィーン風ペイストリー菓子の香ばしい香りが続く。
50~60種類のブドウから作られるヴーヴ・クリコのイエローラベルの伝統的なブレンド率をベースに、リザーブワインを30パーセントから40パーセントの割合で加える。さらに黒ブドウが原料の赤ワイン12パーセントから13パーセントブレンド。そしてボトルに詰めた後は、セラーで3年間寝かすことで完成する。
フレッシュでありながら豊潤な味わいを持ち、フルーティなアロマは気軽に楽しむことができ、さらにエレガントなシーンにもぴったりだ。
ヴーヴ・クリコの最高醸造責任者であるドミニク・ドゥマルヴィル氏は、「ヴーヴ・クリコではいまでも、200年前にマダム・クリコが⽣み出したのと同じ⽅法で、⾚ワインをブレンドしてロゼ シャンパーニュを作っています。このヴーヴ・クリコ伝統のサヴォアフェールによって、⼒強さとエレガンスを兼ね備え極めて緻密なロゼ シャンパーニュを作ることができるのです」と語った。
ヴーヴ・クリコ ローズラベル
内容量|750ml
取扱店舗|全国主要百貨店 / ハイエンドスーパーマーケット
価格|8000円(税別)
MHD モエ ヘネシー ディアジオ
Tel.03-5217-9738