EAT|子どもたちにおいしさを伝える「味覚の一週間」が今年もスタート!
EAT|子どもたちにおいしさを伝える「味覚の一週間」が今年もスタート!
三國シェフらが気仙沼や京都で特別授業を開催
フランス由来の食育活動「味覚の一週間」が今年も10月22日(月)から28日(日)まで開催される。日本では2回目となる今回は、「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフ三國清三氏が東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市で授業をおこうなうほか、京都では名店の料理人らが「味覚の授業」で子どもたちに伝統の食べ物の大切さを伝える。
Text by YANAKA Tomomi
気仙沼では、三國シェフのレシピによるプレゼントランチも
豊かな食文化を子どもたちに伝え、日本でも昨年から本格的に活動がスタートした「味覚の一週間」。今年は、日本を代表する食文化でもある“お弁当”をテーマにしたコンクールを開催するほか、有名シェフや料理人らがボランティアで講師を務め、小学3年生を中心に全国で67校、約4500人に授業をおこなうという。
「味覚の一週間」の発起人のひとりでもあり、震災直後から「子どもたちに笑顔を!」プロジェクトを展開してきた三國シェフは、10月22日(月)に宮城県気仙沼市の唐桑小学校を訪問。三國シェフらと気仙沼の市民との交流から、ホヤの養殖に携わる人たちと子どもたちを元気づけるため、「子どもたちに笑顔を!」プロジェクトで制作した紙芝居『気仙沼、海の宝物』を特別授業で上演する。さらに、全児童に「味覚の授業」をおこない、三國シェフのレシピによるプレゼントランチもふるまわれるという。
また、京都の同志社小学校では、“京都でもっとも予約の取りにくい店”といわれる料亭「草喰(そうじき)なかひがし」店主の中東久雄氏、研ぎ澄まされたセンスと実力が評判の割烹「じき宮ざわ」店主の宮澤政人氏らが「味覚の授業」を開催。おなじく京都市内の二校でも割烹「祇園さゝ木」店主の佐々木浩氏らが授業をおこない、味覚の発達段階にある子どもたちに味わうことの大切さ、食べることの楽しさを学んでもらう取り組みが展開される。
有名シェフや料理人が講師となって学ぶ特別な時間。子どもたちは、五感を使って味わうこと、食事を楽しむ豊かなひと時の大切さをこの特別な体験とともに心に刻むことだろう。
「味覚の一週間」事務局
http://www.legout.jp/
Tel. 03-3402-5616
info@legout.jp