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2022年10月31日
古く、よいもの。陶芸家・岡崎裕子の新作展『私を紡ぐもの』が開催|ART
ART|『私を紡ぐもの』
中国・韓国・北欧の陶磁器をオマージュし、独自の解釈で昇華した作品を展示
陶芸家・岡崎裕子の新作展『私を紡ぐもの』が、小山登美夫ギャラリー六本木にて開催される。期間は2022年11月5日(土)から11月19日(土)まで。
Text by KODAMA Tomoko
呉須の青、草花、幾何学模様の大胆な柄…。岡崎作品の重要なルーツ“歴史性”や“時の重なり”に焦点を当てた新作
新作展『私を紡ぐもの』は、作家が幼少期から親しみ憧れた、中国、韓国、北欧の陶磁器をオマージュし、自分なりの解釈で昇華した新境地となる作品が展示される。
本展の新作では、呉須の青や草花、幾何学模様の大胆な柄が印象的だ。
幼少期から洋の東西を問わず、「古く、よいもの」に囲まれて育ったという作家の視点から形になった作品は、記憶や時間、自然や名作との出会いの感動という無垢な気持ちが織り込まれている。
幼少期から洋の東西を問わず、「古く、よいもの」に囲まれて育ったという作家の視点から形になった作品は、記憶や時間、自然や名作との出会いの感動という無垢な気持ちが織り込まれている。
爽やかな青い色合いの釉薬は、中国の骨董への憧れから、古くから伝わる染付に使われる青色顔料の呉須を使用。草花の柄は、作家が小さい頃好きだったというスミレやパンジーに無意識に通じているといい、大胆で緻密に、思うままに描かれている。そして、今回新たに取り入れたという幾何学模様は北欧の陶器から着想を得たという。金のアクセントも鮮やかな作品に彩を添えている。
思い出やその時々の感情、感動といった作家が積み重ねてきた時の重なり。それらが今の作家の視点で新たな作品として花開く。多くの人々を魅了するであろう『私を紡ぐもの』。11月5日(土)のオープニングレセプションには、作家も在廊予定とのこと。ぜひ足を運んでみて欲しい。
陶芸家・岡崎裕子 新作展『私を紡ぐもの』
会期|2022年11月5日(土)〜11月19日(土)休廊日 日月祝
※オープニングレセプション:11月5日(土)18:00〜20:00(作家も在廊予定)
時間|11:00〜19:00
会場|小山登美夫ギャラリー六本木
(東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F)
会期|2022年11月5日(土)〜11月19日(土)休廊日 日月祝
※オープニングレセプション:11月5日(土)18:00〜20:00(作家も在廊予定)
時間|11:00〜19:00
会場|小山登美夫ギャラリー六本木
(東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F)
問い合わせ先
小山登美夫ギャラリー六本木
Tel.03-6434-7225
Mail. info@tomiokoyamagallery.com