MASTER OF SPIRITS II|スピリッツ、シャンパン、ワインの豪華饗宴
MASTER OF SPIRITS II
スピリッツ、シャンパン、ワインの豪華饗宴
巨万の富が集まり近年ますますラグジュアリーを極める都市シンガポール。3月31日に開催された「マスター・オブ・スピリッツII」は、そんなきらびやかな都市こそ舞台にふさわしい、世界から最高峰の酒が集まるイベントだ。
Text by SUGIURA Shu(OPENERS)
最高級のボトルで輝いた、シンガポールの夜
昨年につづき今回2回目となるマスター・オブ・スピリッツ。文字通り酒の最高峰が勢ぞろいするイベントで、各ブランドのアンバサダー、醸造家などの専門家、VIPたちが一堂に会す。今回会場に選ばれたのは、シンガポールのグランドハイアット「The Gallery, Mezzanine Level」のボールルーム。
シンガポールらしく多国籍な雰囲気がありながらも洗練された空間の会場に集ったのは、ワイン研究家エドウィン・スーン氏をはじめとする酒の世界では名の知られた大物ばかり。くわえて現地のVIPらも招かれ、400人以上が会場を埋めつくした。
主役の酒はといえば、豪華に豪華を重ねたようなものばかり。世界のトップブランドから84製品、総額約2億円相当に値するというから驚きの「プレミアムさ」だ。
モエヘネシーからは、創設者の故キリアン・ヘネシーが100歳を迎えたさいに、フランスを代表する現代美術家ジャン・ミッシェル・オトニエルとのコラボレーションで作成されたスペシャルボトルが登場。アネモネの花のラベルでおなじみのペリエ・ジュエは、本物のアネモネを飾って鑑賞できるよう花瓶つきの限定版が用意された。国で無形文化財に指定されている中国のスピリッツ「Luzhoulaojiao National Salute」や、世界的な写真家、アルバート・ワトソンの作品をラベルにした「マッカラン1946」など、その種類も多種多様だ。
そのほかドン・ペリニヨンやクリュッグといったシャンパンはもちろんのこと、ワイン、ウイスキー、ブランデーなどジャンルを問わず酒のオールスターが集結した。
香港を拠点に世界のリゾート地で高級品をあつかう免税店やショップを200店舗以上展開する、DFSグループが仕掛けたこのイベント。
目まぐるしい経済発展をとげるシンガポールを象徴するような絢爛なパーティーが、きらびやかな夜の街をいっそう輝かせた。
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