CAR /
NEWS
2021年2月3日
マツダ初の量産EV「MX-30 EVモデル」誕生|MAZDA
MAZDA MX-30 EV MODEL|マツダ MX-30 EVモデル
マツダ初の量産EV「MX-30 EVモデル」誕生
マツダは初の量産電気自動車(EV)の「MX-30 EVモデル」を発売した。
Text by YANAKA Tomomi
総電力量は35.5kWh、WLTCモードで256kmの航続を記録
2020年10月に発売したコンパクトSUV「MX-30マイルドハイブリッド」に続き、マツダが2050年時点のカーボンニュートラル実現へのチャレンジに向けて、初の量産EV「MX-30 EVモデル」をリリースした。
ボディはEV専用に基本骨格、ボディを強化した新世代車両構造技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」を採用。基本骨格のストレート化とバッテリーパックを骨格としていかした環状構造により低重心かつ高剛性を実現している。
電動化技術は「eスカイアクティブ」が用いられ、最高出力107kW、最大トルク270Nmを発生し、前輪を駆動。
EVだからこそかなえられるシームレスな車両挙動を実現するため、「エレクトリックG-ベクタリング コントロールプラス」も搭載。ハンドルやペダルの操作が違和感なく応答できるよう設計された。
「回生協調ブレーキ」では、ブレーキペダルの操作量からドライバーが必要とする制動力を判断し、その範囲内で最大限のエネルギー回生を行いつつ、不足分を摩擦による制動力で補うほか、人の感覚にあったトルクコントロールを可能とした「モーターペダル」、加速状況に応じて発生するトルクの状態をドライバーが無意識に認知できる「サウンド」なども与えられている。
リチウムイオンバッテリーは、日常生活での実用的な使用環境に見合った走行距離を考慮し、総電力量は35.5kWh、WLTCモードで256kmの航続を記録。充電は最大6.6kWの普通(AC)充電のほか、CHAdeMO規格の急速(DC)充電にも対応する。
充電はスマートフォンアプリ「MyMazda」を用い、家の中などクルマから離れた場所からスマートフォンで充電ステータスをチェックしたり、車外から車内のエアコンを操作したり、近くの充電スポットを検索したりすることなども可能となる。
このほかにもレーダークルーズコントロールやレーンキープ・コントロールなどの先進安全技術を盛り込んだ「iアクティブセンス」も標準装備された。
「MX-30 EVモデル」の価格は451万円から495万円となる。
Spec
MAZDA MX-30 EV MODEL|マツダ MX-30 EVモデル
- ボディサイズ|全長4,395×全幅1,795×全高1,565mm
- ホイールベース|2,655mm
- トレッド前後|1,565mm
- 車両重量|1,650kg
- 最低値上高|130mm
- 最高出力|107kW(145ps)/4,500-11,000rpm
- 最大トルク|270Nm(27.5kgm)/0-3,243rpm
- サスペンション前|マクファーソンストラット
- サスペンション後|トーションビーム
- ブレーキ前|ベンチレーテッドディスク
- ブレーキ後|ディスク
- バッテリー|リチウムイオン電池
- 定員|5人
- 一充電走行距離|281km(WLTCモード)
- 価格|451万円~495万円
問い合わせ先
マツダコールセンター
Tel.0120-386-919(平日9:00〜17:00、土日祝9:00〜12:00 13:00〜17:00)
https://www.mazda.co.jp