メルセデスAMG GT、エンジンをパワーアップするなど一部改良を実施|Mercedes AMG
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2020年8月7日

メルセデスAMG GT、エンジンをパワーアップするなど一部改良を実施|Mercedes AMG

Mercedes AMG GT|メルセデス AMG GT

Mercedes AMG GT Night Edition|メルセデス AMG GT ナイトエディション

メルセデスAMG GTのエンジンがパワーアップ

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスAMGの「GT」の一部改良を実施。同時に、40台限定の特別仕様車「ナイトエディション」が設定され、予約注文の受付を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

特別仕様車「ナイトエディション」が計50台限定で登場

メルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカー「GT」。今回の一部改良の一番のトピックスとなるのがエントリーグレードとなる「GT」と「GTロードスター」のエンジンのパワーアップだ。
メルセデスAMGではすべてのグレードで4.0リッターV8直噴ツインターボエンジンが搭載されているが、今回は「GT」と「GTロードスター」のエンジン「M178」をチューンアップ。最高出力は従来から40kW(54ps)アップの390kW(530ps)に、最大トルクも40Nm増強し670Nmとなり、最高速度は312km/h、0-100km/h加速は3.8秒を記録する。
また「GT」と「GTロードスター」には電子制御ダンピングシステムを搭載したダブルウィッシュボーン式の「AMGライド コントロール スポーツサスペンション」を標準装備。「C(コンフォート)」や「S(スポーツ)」「S+(スポーツプラス)」の3つからモードを選ぶことで走行状況に応じた減衰特性を調整できる。
同時に、電子制御式のリミテッド・スリップ・デフも採用。コーナリング速度を高め、加速時とアクセルオフ時に可変的にロッキング効果を発揮するほか、さまざまな走行状況や路面の摩擦係数にも対応するという。
今回のパワーアップに伴い、フロントブレーキに強大な制動力と耐フェード性に優れる390mm径のベンチレーテッド式ドリルドディスクを備える強化コンポジットブレーキシステムも搭載された。
このほかにも「GT」と「GTロードスター」「GT R」には、レーダーセフティパッケージも標準装備され、最適な車間距離を自動で維持して先行車が停止した場合は減速して停止する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や「ブラインドスポットアシスト」などが盛り込まれた。
ボディカラーは新色にオブシディアンブラックとハイテックシルバーを追加。価格は、「GT」が1,777万円、「GT C」が2,243万円、「GT R」が2,453万円。オープンモデルのロードスターは「GT」が1,927万円、「GT C」は2,352万円となる。
今回の一部改良を記念して登場する「ナイトエディション」は、「GT」と「GTロードスター」をベースに、内外装にブラックを基調とした色で統一したモデル。特別マットブラックペイントのAMG Yスポークアルミホイールや、クーペには特別デザインのカーボンファイバールーフが与えられ、特別感のある1台に仕上げられた。
販売台数とボディカラーは、クーペにはオブシディアンブラックとグラファイトグレーマグノが用意され計45台、ロードスターはグラファイトグレーマグノ5台の計50台限定。いずれのモデルも左ハンドルと右ハンドルが用意されている。価格は、クーペが1,990万円、ロードスターが2,153万円。デリバリーは2021年初旬ごろの予定となる。
問い合わせ先

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