FIAT Abarth 500C & FIAT Abarth Punto Evo|“サソリ”の最新モデル、発表!
CAR / NEWS
2015年4月3日

FIAT Abarth 500C & FIAT Abarth Punto Evo|“サソリ”の最新モデル、発表!

FIAT Abarth 500C & FIAT Abarth Punto Evo|
フィアット アバルト 500C & フィアット アバルト プント エヴォ

“サソリ”の最新2モデル、発表!

フィアットグループは、アバルト500のオープンモデル「アバルト500C」、そしてアバルトグランデプントの後継車となる「アバルト プント エヴォ」を発表した。

文=ジラフ

オープンモデルの500Cとマルチエア搭載のプント エヴォ

アバルト500Cは、アバルトとしても久しぶりのリリースとなるオープンモデル。その外観の特徴は、決して派手ではなく上品にまとめられたエアロパーツ、ダイヤモンドパターンの17インチアロイホイール、そしてツートーンが採用されたボディカラーだろう。

もちろんエンジンにも手はくわえられ、1.4リッターターボエンジンは、最高出力140psを発生し、21kgmのマックストルクは2,000rpmという低回転域から発生。これにより0‐100km/h加速8.1秒、最高速度は205km/hを記録するという。

いっぽうのアバルト プント エヴォだが、こちらの大きな特徴は、フィアットグループの新世代ユニット「マルチエア」が採用されたことだろう。このマルチエアは、スロットルバルブを使わずに、電子制御油圧バルブによって吸排気バルブをコントロールするもので、BMWの「バルブトロニック」などとおなじような仕組みのもの。

実際のスペックは、1.4リッターの直4ガソリンエンジンに、ギャレット製の大容量ジオメトリーターボを追加することによって、最高出力165ps、最大トルク25.5kgmを発生。6速MTとの組み合わせで、0‐100km/h加速7.9秒、最高速は213km/hを記録する。

専用パーツを装備し、スポーティな仕上がりに

今回のアバルトは動力性能だけではなく環境性能にも力を入れられており、アイドリングストップの「スタート&ストップ」やGSI(ギア・シフト・インジケーター)を装備するのも特徴のひとつ。

足回りには、専用サスペンション、ブレンボ製ブレーキ、大径スタビライザーを採用し、プント エヴォから、さらに懐の深い走りを実現。専用のエアロパーツとあいまって、スポーティな仕上がりとなっている。

インテリアは、ソフトブラックレザーとクロス仕上げのフロントシートのほか、オプションでサベルトと共同開発したバケットシート、「アバルトコルセ」の選択も可能だという。

どちらのモデルも、まさに大人のためのスポーツカーとしてお薦めだ。アバルト自慢のエグゾーストシステムで、官能的なサウンドを追求したというから、その音を楽しむのもいいだろう。いずれも日本への導入が待たれるモデルであることはまちがいない。

           
Photo Gallery