CAR /
FEATURES
2022年2月28日
プロサッカー選手 権田修一とアバルト──挑戦し続ける者たちの競演|ABARTH
Presented by ABARTHABARTH 595C Turismo|アバルト595C ツーリズモ
プロサッカー選手 権田修一とアバルト──挑戦し続ける者たちの競演
プロサッカー選手で日本代表にも名を連ねる権田修一選手。アバルトのファンであり、パートナーシップを結んでいる彼のもとに、「アバルト 595C ツーリズモ」が納車された。ワールドカップイヤーである今シーズンにかける意気込み、アバルトとの出会い、そして毎日の足に使った感想などを、ざっくばらんに語ってくれた。
Text by SATO Takeshi
クルマはレースで、サッカー選手は試合で磨かれる
サッカーJ1清水エスパルスのキャプテンであり、日本代表SAMURAI BLUEの正ゴールキーパーでもある権田修一選手が、「前から乗ってみたいと思っていた」というアバルト595C ツーリズモと暮らすようになってから約1ヵ月。このクルマには、良い意味で予想と違ったところがあったという。
「コンパクトカーだから室内の広さはどうかな、と思っていて、僕は身長が187センチあるんですけれど、全然狭いとは感じませんでした。逆に、余計なものがないシンプルな造りで、必要なものが手の届くところにある感覚なので操作がしやすいですね。あと、思っていた以上に速かったです。軽く(アクセルペダルを)踏んだだけで前に出ます」
アバルト595C ツーリズモの重量は1160kgと軽量で、そこに最高出力165psを発生する1.4リッター直列4気筒ターボエンジンが組み合わされるから、気持ちよく加速するのだ。
権田選手がこのクルマに乗るのは、主に通勤だという。
「自宅から練習場までの往復はクルマで、片道30分とか40分かかるんです。考え事をしたり、その日の練習を振り返ったり、一人になれるこの時間は僕にとってはすごく貴重です。逆に、練習場まで5分の環境の方が苦手かもしれません。そうそう、練習場までの途中に海っぺりを走る道があるんですが、最近は清水も少し暖かくなってきたので、屋根を開けると気分が晴れますね」
ご存じの方も多いように、アバルトというメーカーは、モータースポーツを戦うことで技術を磨いてきた。ツーリングカーレース、GTレース、ラリーなどで極限のバトルを繰り広げ、そこで得たノウハウを注ぎ込むという開発手法で現在の地位を確立した。
権田選手もまた、勝負の世界で生きるアスリート。サッカー選手の場合も、練習だけではなく、試合をするからこそ成長できるという面はあるのだろうか。
「あります。おそらく、レースを戦うと“えっ!?”ということが起こると思いますが、サッカーも同じです。いくら相手の対策をして練習をしても、試合ごとにいろんなことが起こります。試合中に修正する能力だとか、試合後に課題を持ち帰って個人単位やチームとして修正して次の試合に挑む力は、試合じゃないと身につかないと思います」