Mercedes-Benz E Class Coupe|14年ぶりに復活した優美なるクーペ
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2015年4月14日

Mercedes-Benz E Class Coupe|14年ぶりに復活した優美なるクーペ

Mercedes-Benz E Class Coupe|メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ

14年ぶりに復活した優美なるクーペ

メルセデス・ベンツ日本は、先にデビューしたメルセデス・ベンツ新型Eクラスのラインナップに、スポーティかつエレガントなスタイリングを特徴とする2ドアクーペモデルを追加発売した。

写真=メルセデス・ベンツ日本

大人4人がゆったりと過ごせる室内空間

Eクラスとしては14年ぶりに復活した新型Eクラスクーペ。同車は今年5月にフルモデルチェンジを受けたEクラスセダンと共通する、メルセデスのさまざまな革新技術を用いた安全性、快適性、環境適合性を備えながら、メルセデスのクーペモデルにおいて伝統となっているエレガントなフォルムと、モダンで上質なインテリア、そしてスポーティな走行性能を融合させたプレミアム2ドアクーペである。

エクステリアの最大の特徴は、メルセデスのクーペ伝統のピラーレスのサイドウインドウによる流麗なルーフラインだろう。また、Eクラスセダンと同様、1960年代のメルセデスの特徴的なリアフェンダーのデザインモチーフを現代的なアレンジで取り入れたサイドビューは、エレガンスとダイナミズムが絶妙に同居したメルセデスならではの優美なスタイリングを実現させている。ちなみに、全長4705×全幅1785×全高1395mmのボディは、Eクラスセダンより165mm長く、70mm狭い。

上質な素材とクリーンなデザインで構成されたインテリアは、ゆとりある空間設計と4座独立式のシートコンセプトを採用。前後シート間隔をたっぷりとることなどで、大人4人がゆったりと過ごすことができる室内空間を得ている。

2種類のV6ユニット

パワーユニットは、E350クーペに搭載される3.5リッターV6と、E550クーペに採用される5.5リッターV8の2種類。前者は200kW[272ps]/6000rpmの最高出力と350Nm[35.7kgm]/2400-5000rpmの最大トルクを発生。いっぽう後者は、285kW[387ps]/6000rpmの最高出力と530Nm[54.0kgm]/2800-4800rpmの最大トルクを得ている。いずにも、電子制御式7速Tが組み合わされる。

最先端の安全装備のかずかずが搭載されているのもメルセデスのニューモデルならでは。たとえばエアバッグは、運転席・助手席エアバッグ、前席・後席サイドバッグ、ウィンドウバッグをはじめ、合計9個が備わる。また、居眠り運転による事故を未然に防ぐため、ドライバーの運転特性を解析し、長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストも全車に標準装備される。

価格はE350クーペが860万円、E550クーペが1095万円。後者は左ハンドルのみの設定となる。

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Mercedes-Benz E350 Coupe
ボディ|全長4705×全幅1785×全高1395mm ホイールベース2760mm
車両重量|1670kg
エンジン|3497cc V型6気筒DOHC
最高出力|200kW[272ps]/6000rpm
最大トルク|350Nm[35.7kgm]/2400-5000rpm
駆動方式|FR
トランスミッション|電子制御7速AT
価格|860万円

Mercedes-Benz E550 Coupe
ボディ|全長4715×全幅1785×全高1395mm ホイールベース2760mm
車両重量|1730kg
エンジン|5461cc V型8気筒DOHC
最高出力|285kW[387ps]/6000rpm
最大トルク|530Nm[54.0kgm]/2800-4800rpm
駆動方式|FR
トランスミッション|電子制御7速AT
価格|10950万円

MERCEDES CALL
0120-190-610
www.mercedes-benz.co.jp

BRAND HISTORY
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。

製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。

こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。

           
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