PORSCHE|ポルシェ 911カレラGTSを導入
PORSCHE 911 Carrera GTS|ポルシェ 911 カレラ GTS
さらなる高みを目指す911カレラ
2WD 911カレラシリーズの頂点位置するに「911 カレラ GTS」を追加しラインナップをあらたに、「911 カレラ GTS カブリオレ」もそこにくわえられた。ポルシェ ジャパンはこの装備、スペックともにさらなる高みをえたクルマの予約注文受付を開始した。
Text by OPENERS
4WDむけボディとそれを支えるファットなタイヤ
9月30日開幕のパリ モーターショーにてワールドプレミアとなった。予定の911カレラGTSおよび911カレラGTS カブリオレ。
911カレラGTSは後輪駆動であるにもかかわらず、4WDモデルのカレラ4と同サイズのボディが適用されている。2WDの911カレラにおいて、カレラ4とおなじワイドボディが採用されたのは同車がはじめてとなる。それによってリアタイヤに305/30 R 19のファットなタイヤを装備することが可能となった。そのタイヤにはもともと911ターボにオプション設定されていたセンターロック方式のRSスパイダーホイールが標準で装備される。アルミニウム製のこのホイールは非常に軽量なのが特徴で、カラーリングは比較的マットなブラックがほどこされている。
充填効率を上げるチューニングフラップを6枚に増量
911カレラGTSが搭載する3.8リッター6気筒ボクサーエンジンは、専用のレゾナンスインテークホールドのチューニングフラップを1枚から6枚に増加。これらのフラップがスムーズに出力とトルクの最適化をおこないながらジオメトリーを切り替えること。これによってシリンダーの充填効率を向上、中速域であっても豊かなトルクを得ることができる。ダイレクト フューエル インジェクション(DFI)により、混合気の拡散制度を高めるなど、10.2ℓ/100km(新ヨーロッパ走行サイクル、NEDC)でCO2排出量は240g/kmとし、ポルシェ インテリジェント パフォーマンスにもとづいた高い燃焼効率を確保。
911カレラSとの比較をすると、最大出力は23ps上回る408psを誇り、435psを記録している「911 GT3」により近い数値をだしている。最大トルクは420Nmと10Nmの増加。これはカレラSよりも200rpm低い4200rpmから発生される。高い効率、そして力強い走りを実現した。加速にかんしては、スポーツクロノパッケージプラス(PDK)をスポーツプラスモードに変更した場合、カレラSよりも0.1秒速い、4.2秒という十二分な加速性能をもっている。
また各パーツにホイール同様、ブラックをもちいることで視覚的にもスポーティさが随所に強調されている。エクステリアではデュアルチューブ ツインエグゾーストテールパイプのアウターシェル、スポーツデザイン フロントエプロン(リップスポイラーつき)に採用。インテリアにかんしても運転席および助手席のスポーツシートのセンターセクションや、ドライバー、パッセンジャーが手に触れる部分(3本スポーク スポーツデザイン ステアリングホイールのリム、シフトレバーやハンドブレーキレバーなど)がブラックのアルカンターラで覆われている。
また"Carrera GTS"のロゴがさまざまなバリエーションのボディカラーにおうじて、ブラックまたはシルバーでドアとエンジンフードにあしらわれている。
両モデルともに左右のハンドルが用意され、価格は911カレラGTSを1604万円、カブリオレを1852万円で販売となる。
ポルシェが配信しているオフィシャル動画で、その走りの姿を見ることができる。